地上31階、東京タワーを正面に。緑に包まれた天空のジャングルで、東京の夜が始まる。
神谷町駅の改札からエレベーターへ。扉が開くと、そこは地上31階のロビーです。天井まで伸びる緑、その向こうに東京タワーと東京湾。東京エディション虎ノ門は、2020年に開業したマリオットの最高級ライフスタイルブランド「エディション」の日本1号店。「Studio 54」を生んだイアン・シュレーガーと建築家・隈研吾が手を組み、神谷町トラストタワーの31階から36階に、全206室のホテルを浮かべました。
スイート22室、プライベートテラス付き15室、東京のスカイラインを望む全客室、地上31階のテラス付きレストラン、受賞歴を重ねるカクテルバー、6室のトリートメントルームを持つスパ——東京の空に自分の居場所を持つような滞在を叶えてくれる一軒を、公式情報と滞在した人々の声をもとに、ひとつずつ紐解いていきます。
エディションというブランドと、日本1号店という矜持|銀座との使い分けまで

エディションは、マリオット・インターナショナルと、世界的ホテリエのイアン・シュレーガーのコラボレーションから生まれたブランドです。1970年代のニューヨークで伝説のクラブ「Studio 54」を手掛け、「ブティックホテル」という概念をいち早く世に送り出した人物。彼のホテルづくりの核心には、いつも「人が集まる磁力」があります。公式が掲げるのは「これまでのラグジュアリーを再定義する、唯一無二のライフスタイルホテル」という言葉です。
だから東京エディション虎ノ門は、眠るためだけのホテルではありません。ロビーは読書にも仕事にも語らいにも開かれた、都会の新しい社交場としてデザインされています。格式で人を緊張させるのではなく、洗練のなかに遊び心を潜ませて、街の人々をも惹き寄せる存在です。虎ノ門は、その日本1号店として「東と西の交差点」を掲げ、ブランドの物語が始まった場所。後続にはない開拓者の風格が漂っています。

東京には銀座にも姉妹ホテルが誕生しています。同じ隈研吾が関わりながら、虎ノ門とはまったく異なる表情を持つ86室の隠れ家については、東京エディション銀座|隈研吾の格子の奥に、86室の隠れ家。銀座で「暮らすように泊まる」夜で紐解いています。空と眺望とプールなら虎ノ門、街に溶け込む隠れ家なら銀座。ふたつのエディションを泊まり比べる楽しみも、東京ならではの贅沢です。
神谷町駅直結、31階から36階|地上の静かな入口から空のロビーへ

ホテルが位置するのは、東京都港区虎ノ門4-1-1、東京ワールドゲートの中核をなす神谷町トラストタワー。その31階から36階を東京エディション虎ノ門が占めています。日比谷線・神谷町駅に直結し、雨の日も濡れずにたどり着けるアクセスは、公式も「神谷町駅に直結」と明記する都心ステイの心強い味方です。虎ノ門駅、JR新橋駅・浜松町駅も徒歩や一駅の距離にあります。
到着の体験は、このホテルの演出のひとつです。地上の入口は意外なほど静かで小さく、そこからエレベーターで一気に31階へ。扉が開いた瞬間に緑と光と東京タワーが飛び込んでくる落差が、日常から非日常への切り替えのスイッチになります。車で向かう場合は敷地内に有料の駐車場(1日4,000円)とバレーパーキング(1日7,000円)が用意されています。
隈研吾のデザインは、木の温かみと爽やかな中間色でモダン性と静謐さを表現しています。ガラスのタワーの中に「森」をつくる。その矛盾を、東京の空で成立させたのがこの一軒です。
「天空のジャングル」と呼ばれる緑のロビーと、Lobby Barという社交場

31階のロビーは、公式が「しばしば天空のジャングルと呼ばれる」と表現する空間です。天井まで伸びる植栽と木のぬくもり、そして窓いっぱいの東京湾と東京タワー。ソファに沈んでコーヒーを飲むだけで、東京の空に浮かんでいる感覚になります。
その中心にあるのが「Lobby Bar」。ゲストと地元の人々が集うアイコニックな社交場として、朝7時30分から夜11時(金曜・土曜は11時30分)まで開いています。朝はコーヒー、午後はアフタヌーンティー、夜は特製カクテル。ホテルの一日が、この一つのカウンターを軸に回っている構造です。ドレスコードはスマートカジュアル。
賑わいの中に身を置きたい夜も、少し離れて眺めていたい夜も、このロビーには両方の席があります。東京で「一人でも居場所がある夜」を探している方に、最初に勧めたい場所です。
どの窓にも東京のスカイラインが約束された206室と、空を私有するテラス付きの15室

客室は全206室。公式は「そのすべてから東京のスカイラインを一望できる」と明記しています。隈研吾が手掛けたデザインにイアン・シュレーガーの洗練されたミニマリズムが重なり、温かみのある木の手触りと中間色の質感が、自宅のような安らぎをつくります。使い捨てプラスチックを廃止する「Stay Plastic Free」の方針で、アメニティやルームキーにも環境への配慮が行き届いています。

スイートは22室。そしてこのホテルの切り札が、東京湾や東京タワーを望む屋外テラスを備えた15室の客室です。家具付きのテラスに出て、東京の空気の中で朝のコーヒーを飲む、夜景を前にグラスを傾ける。「空を私有する」という言葉がふさわしい体験は、この15室でしか手に入りません。プライベートテラスでのロマンティックなディナーを、24時間のルームサービスに頼むこともできます。
記念日やプロポーズ、大切な人との一夜なら、まずテラス付きの客室から検討してください。カテゴリーの詳細と眺望は、公式サイトの客室ページで見比べてみてください。

The SPAと温室のようなプール、24時間のジム|空の上で静かに整える

ウェルネスの舞台は「The SPA at The Tokyo EDITION, Toranomon」。6室のトリートメントルームを備え、日本製とフランス製のプロダクトを使ったヒーリングとビューティーのトリートメントを、ボディからフェイシャル、頭皮まで揃えています。公式が掲げる言葉は「Awaken to Your True Self」。都心のホテルスパとして、自分に還る時間のための場所です。

プールは、高い窓のある温室のような造りのプライベートプールエリア。自然光を存分に浴びながら泳げる屋内プールとジェットバスは宿泊者無料で、東京の空に近い場所で水に浮かぶ朝は、この宿の滞在の中でも記憶に残る時間です。ジムは24時間オープンで、テクノジム製の最新型フィットネス機器17種類を揃えています。
エディション限定のル ラボのアメニティやバスローブは、The SPAで購入できます。滞在で気に入った香りを、そのまま持ち帰る。整えた時間を家に連れて帰る仕組みまで、用意されています。
天空のジャングルで過ごす、アフタヌーンティーの午後

東京エディション虎ノ門といえば、Lobby Barのアフタヌーンティーです。とびきり新鮮な旬の食材で精巧に仕立てたセイボリー、贅沢なスコーン、公式いわく「罪深くも絶品の」スイーツを、上質なティーとともに。東京タワーを望む「天空のジャングル」の景色に浸りながらいただく午後は、東京のアフタヌーンティーの中でも別格の舞台装置を持っています。
テーマは季節ごとに替わり、ボタニカルなど時期限定の構成が登場します。写真を撮る手が止まらない「フォトジェニック」な世界観は公式の言葉どおり。人気の時期は席が先に埋まりますので、予約はオンラインまたは電話で早めに。内容と料金、提供時間は時期により変わるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
宿泊とあわせて楽しむなら、チェックイン前の午後にアフタヌーンティー、そのまま部屋へ、という流れが美しい一日になります。
The Jade Room + Garden Terraceと、Gold Bar、The Blue Roomの夜|地上31階の食卓

夜の主役は、ミシュランの星を持つシェフ、トム・エイキンズが指揮を執るシグネチャーレストラン「The Jade Room + Garden Terrace」。日本の食文化を基盤に、季節の移ろいと国際色豊かな料理感覚を取り入れたフレンチで、料理長リチャード・マクレーランとともに奥深い日本の味を描きます。「Garden Terrace」は超高層ビルでは初めてという屋外スペースのレストラン。風の中で東京タワーを眺めながらの食事は、このホテルでしか叶いません。営業は水曜から日曜、月曜・火曜は休業です。

食後は、受賞歴を重ねるシグネチャーバー「Gold Bar at EDITION」へ。カクテルが人気を博した100年以上前の黄金時代に着想を得て、マティーニやダイキリ、マンハッタンといった定番から、サワーやフィズ、パンチまでを、最新のテクニックと日本のフレーバーで現代に引き上げる一杯が待っています。営業は火曜から土曜の18時から、金曜・土曜は深夜2時まで。公式サイトには2025年の「アジアのベストバー トップ50」の受賞が掲げられています。

東京タワーと東京湾に近い、優雅でロマンティックな「The Blue Room」は、各国の定番料理に着想を得たヘルシーでサステナブルなランチとディナーを。The Blue RoomとThe Jade Roomには木製の引き戸で仕切られたプライベートダイニングルームもあり、記念日の会食にも応えてくれます。
東京タワーと始める、青の間の朝食

朝食の会場は、The Blue RoomとLobby Bar。公式のよくある質問でも、朝食はこの二か所で有料で提供されると案内されています。The Blue Roomは平日7時から10時30分、週末は11時まで。東京タワーの見える青の間で、各国の定番料理に着想を得たヘルシーな朝食から一日を立ち上げます。
ロビーで軽く済ませたい朝は、Lobby Barで。7時30分から開いているので、天空のジャングルでコーヒーを飲みながら、目覚めていく東京を眺める朝もいい。チェックアウトは12時。朝食のあとにプールへ、という組み立ても無理なくできます。朝を大切にしたい方は、公式サイトで提供内容を確認のうえ、宿泊予約の際に朝食付きプランを検討してみてください。
過ごし方|社交場と隠れ家の使い分け、記念日の舞台として

このホテルは、ロビーとバーに街の人々が集う「社交場」です。週末の夜、Lobby BarとGold Barには賑わいがあります。それがエディションの本質であり魅力ですが、静けさだけを求める方は、その時間帯はテラス付きの客室か、温室のようなプール、The SPAへ。賑わいの中心にも、その外側にも居場所がある構造なので、気分で行き来してみてください。
そして、記念日の舞台として。東京タワーを正面に望むテラスでのディナー、Garden Terraceの風、Gold Barの一杯。プロポーズや誕生日の計画があるなら、演出の相談は早めにホテルへ。公式が掲げる「Happenings」のとおり、アーティストやシェフとのコラボレーションが催されることもあり、訪れるたびに表情が変わります。なお、ペットの同伴は不可、チェックインは20歳以上の方に限られます。
旅の日程が決まったら|テラスの部屋と、庭の席を先に

東京の空に自分の居場所を持つ滞在を選ぶなら、予約の起点は「外に出られる部屋」です。プライベートテラス付きの客室はわずか15室。この切り札を狙うなら、予約時のカテゴリー指定が欠かせません。記念日やプロポーズの計画があるなら、演出の相談も早めにホテルへ。
実務としてひとつ。The Jade RoomのディナーとGarden Terraceの席、Lobby Barのアフタヌーンティー、Gold Barは宿泊とは別枠の予約です。The Jade Roomは月曜・火曜、Gold Barは日曜・月曜が休業なので、滞在の曜日と合わせて確認を。どこで宿泊を予約しても、席の確保はホテルの予約ページで済ませておくのが安心です。
もうひとつの入口が、Marriott Bonvoyです。この滞在を旅の資産に変えてくれるのが、マリオット・ボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード。保有しているだけでゴールドエリートが付与され、年間500万円以上の決済でプラチナエリートへ、年間400万円以上の決済では毎年の無料宿泊特典も受け取れます。エディションのような特別な一夜を、ポイントと特典で育てていける一枚です。詳しくはMarriott Bonvoy® マリオット・アメックス・カード特集で紐解いています。
予約は、楽天トラベル・一休・Yahoo!トラベルを横に並べて総額で見比べるのが確実です。同じ客室でも、掲載されるプランと総額が違ってくるためです。
- 楽天トラベルは楽天ポイントを貯めて使える
- 一休は上質な宿に絞った掲載とタイムセール(編集部おすすめ)
- Yahoo!トラベルはPayPayとの連携が持ち味
Marriott Bonvoy会員で楽天も使う方なら、楽天トラベルが編集部のおすすめです。エリート特典をそのまま受けながら楽天ポイントも貯めて使える仕組みは、楽天トラベル×マリオットボンヴォイ連携ガイド|エリート特典を維持しながら、楽天ポイントで泊まるという選択で紐解いています。
テラスの15室は、記念日の週末と年末年始から埋まっていきます。空を私有する夜と、東京タワーと始める青の間の朝を思い描いたなら、新幹線や航空券の予約と一緒に、この神谷町の空の一室を一休で先に押さえてしまいましょう。

結び|東京の空に、あなたの居場所を

天空のジャングルの緑、東京タワーを正面にしたテラス、黄金時代のカクテル。東京エディション虎ノ門の滞在は、東京という街の上に、自分だけの居場所を持つ体験です。
賑わいに身を置く夜も、温室のプールで一人になる朝も、どちらもこのホテルの本当の顔。神谷町の駅からエレベーターでわずかの距離に、こんな別世界が浮かんでいる。それを知ってしまったなら、答えはもう見えているのではないでしょうか。
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アクセス|東京エディション虎ノ門
東京エディション虎ノ門は、東京メトロ日比谷線・神谷町駅に直結した神谷町トラストタワーの31〜36階に位置しています。虎ノ門ヒルズ駅からも歩ける距離にあり、六本木、麻布台ヒルズ、東京タワー方面へのアクセスも良好です。
羽田空港からは車でおよそ20〜30分が目安。1階のエントランスには車寄せがあり、タクシーやハイヤーでのアプローチもスムーズです。詳細な道順や駐車場の利用条件は、公式サイトのアクセス案内をご確認ください。
基本情報|東京エディション虎ノ門
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 東京エディション虎ノ門(The Tokyo EDITION, Toranomon) |
| 所在地 | 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー31〜36階 |
| 開業 | 2020年 |
| 客室 | 全206室(スイート22室・プライベートテラス付き15室)。全室から東京のスカイラインを望む |
| 設計 | イアン・シュレーガー(創設者)/隈研吾(建築・デザイン) |
| チェックイン/アウト | 15:00/12:00(チェックインは20歳以上) |
| ダイニング | The Blue Room(各国料理・朝食会場)、Lobby Bar(アフタヌーンティー・朝食)、The Jade Room + Garden Terrace(フランス料理・水〜日曜)、Gold Bar at EDITION(火〜土曜)、24時間ルームサービス |
| 館内施設 | The SPA(トリートメントルーム6室)、屋内プール・ジェットバス(宿泊者無料)、24時間ジム(テクノジム17種)、イベントスペース387㎡ |
| 駐車場 | 敷地内有料(1日4,000円)、バレーパーキングあり。EV充電なし |
| ペット | 不可(介助動物を除く) |
| 会員プログラム | Marriott Bonvoy |
| 姉妹ホテル | 東京エディション銀座 |
※館内施設・客室・ダイニング等の情報は、ホテル公式サイトおよび公式発表に基づきます(2026年9月時点)。料金・営業時間・イベント開催日程は変更となる場合があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。










