インターコンチネンタル横浜Pier 8 by IHG|埠頭に浮かぶ、船旅のような大人のステイ

インターコンチネンタル横浜Pier 8 by IHG|埠頭に浮かぶ、船旅のような大人のステイ

新港ふ頭の突端、三方を海に抱かれて泊まる。

みなとみらい線の馬車道駅から、万国橋を渡って海のほうへ約10分。複合施設・横浜ハンマーヘッドの正面玄関の右手に、独立した専用エントランスがひっそりと口を開けています。

インターコンチネンタル横浜Pier 8(ピアエイト)——2019年10月31日、横浜港の埠頭という世界でも希少な立地に生まれた、全173室のスモールラグジュアリーです。客室はすべて46平米以上のゆとりある設え。ミシュランガイドが優れたホテルに贈る「ミシュランキー」でも1キーを獲得し(2025年)、その実力は国際的にも認められています。

汽笛と潮の香りに包まれて、停泊する船のように一夜を過ごす——そんな滞在を叶えてくれる一軒を、公式情報と滞在した人々の声をもとに、ひとつずつ紐解いていきます。

埠頭に泊まるという希少|”新しいラグジュアリー”の現在地

バルコニーの特等席からみなとみらいの美しい絶景を独り占めできるインターコンチネンタル横浜Pier 8の客室からの眺め
出典:公式サイトより

このホテルが掲げるのは、既存のカテゴリーにとらわれない「新しいラグジュアリー」。豪華さを誇示するのではなく、洗練の中に遊び心を息づかせ、肩の力を抜いて過ごせる上質さを目指すという思想です。その舞台が、三方を海に囲まれた新港ふ頭の突端であることに、大きな意味があります。窓の外にはビルではなく、海と空と行き交う船。都市のホテルでありながら、視界の主役が「港の営み」であるという体験は、ここでしか得られません。

同じみなとみらいには、594室の帆形ランドマークとして知られる姉妹ホテル、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル|みなとみらいの白い帆に泊まる、港の特等席がありますが、両者は別のホテル。街の喧騒ごと横浜を楽しむならグランド、埠頭に籠って海と静けさに浸るならPier 8——ふたつのインターコンチネンタルは、対照的な横浜の休日を用意して待っています。

新港ふ頭、ハンマーヘッドの物語|”海の駅”から始まる滞在

海に浮かぶような非日常空間が広がるインターコンチネンタル横浜Pier 8の外観と心地よい海風を感じるピア
出典:公式サイトより

ホテルが建つ新港ふ頭は、横浜港の歴史が層になって残る場所です。埠頭の突端には、大正3年(1914年)に整備された日本初の湾港荷役専用クレーン「ハンマーヘッドクレーン」が今も海を見守り、その名を受け継いだ複合施設・横浜ハンマーヘッドには、客船ターミナルと食の体験型店舗が集まります。ホテルはこの建物と一体でありながらエントランスは独立しており、賑わいの一歩先に、宿泊者だけの静けさが確保されているのが心憎いところです。

歩けば、MARINE & WALK YOKOHAMAまで約1分、横浜赤レンガ倉庫まで約5分。目の前の客船ターミナルからは水上バス「シーバス」にも乗船でき、海から横浜を眺める小さな航海も気軽に楽しめます。首都高みなとみらい出口から約4分、羽田空港からはリムジンバスで約60分。都心からのアクセスの良さと、着いた瞬間の「遠くまで来た」感覚のギャップこそ、この立地の贈り物です。

三方の海から眺めを選ぶ客室と、ミネラルの湯で締めくくる夜の儀式

まるで優雅な船旅のようなオーシャンビューの窓辺とふかふかのベッドが待つインターコンチネンタル横浜Pier 8の客室
出典:公式サイトより

客室は全173室、いずれも46平米以上というゆとりが約束されています。眺望は大きく分けて、ベイブリッジや山下公園方面を望む「ヨコハマハーバービュー」と、大観覧車をはじめとするみなとみらいの街並みを望む「みなとみらいビュー」のふたつ。三方を海に囲まれた埠頭の建物ゆえ、どちらの海側も水面の近さが違います。朝は海面に揺れる光で目覚め、夜は港の灯りを窓辺に引き寄せる——客船をイメージした個性豊かな設えが、滞在をそのまま船旅に変えてくれます。

うれしいのは、全室でバスルームとトイレが別々に設けられていること。バスタブとシャワーも分かれており、水まわりのストレスのなさは連泊でこそ効いてきます。窓は全室開閉でき、潮風を部屋に招き入れられるのも埠頭のホテルならでは。中庭「島々の庭〜四季〜」に面したジュニアスイートという選択肢もあり、海とはまた違う、緑の静けさと過ごす滞在も選べます。

きらめく海を眺めながら大切な人とゆったりとした上質な時間を過ごせるインターコンチネンタル横浜Pier 8の広々としたスイートルーム
出典:公式サイトより

このホテルの客室哲学は、細部にこそ表れています。全室のバスアメニティはストックホルム発のフレグランスメゾン・Byredo(バイレード)。シャンプーからハンドソープまでが上質な香りで統一され、バスタイムそのものがひとつの体験になります。さらに全室にエプソムソルトが備えられているのも特筆すべき点で、海を眺めた一日の終わりに、ミネラルの湯で身体をゆるめる——という入浴の儀式が、はじめから滞在に組み込まれているのです。エスプレッソマシーンも全室標準で、朝の一杯にも抜かりがありません。

上位カテゴリーには、バルコニー付きの客室や、コーナースイート、最上級のシグネチャースイートなどが揃います。スイート各室は独立したシャワーブースとふたつの洗面台を備え、ふたりの支度が重なる朝も優雅なまま。記念日にはケーキやシャンパン、花束の手配も相談できるので(3日前までに要連絡)、特別な夜の演出も安心して任せられます。

滞在の母港になる、県内最大級のクラブラウンジ

移りゆく港の景色を眺めながら優雅なティータイムやカクテルを楽しみたいインターコンチネンタル横浜Pier 8の洗練されたラウンジ
出典:公式サイトより

Pier 8の滞在を語るうえで欠かせないのが、5階の「クラブインターコンチネンタル ラウンジ」です。約400平米という神奈川県内最大級と謳われる広さを誇り、クラブラウンジアクセス付きの客室に泊まる人だけが、チェックインからチェックアウトまで何度でも利用できます。朝はハーフブッフェスタイルの朝食、日中はドリンクとともに読書や仕事のひとときを、そして夕刻はカクテルタイムへ——一日を通してフードプレゼンテーションが続く、まさに滞在の母港です。

対象となるのは、客室名に「クラブアクセス」の文言が入るカテゴリー(クラシック ヨコハマハーバービュー、クラシック みなとみらいビュー、ジュニアスイート、スイートの各クラブアクセス)。入会などの手続きは不要で、対象客室を予約するだけでこの空間が滞在に加わります。なお夕刻以降は12歳以下の利用ができない大人の時間となるため、静けさを求める滞在にも、家族での利用にも、時間帯ごとの表情を知ったうえで組み立てるのが正解です。

開港の年を戴く屋上庭園と、海の上のウェルネス

横浜ベイブリッジを一望しながら青空の下でリゾートライクなピクニック気分を味わえるインターコンチネンタル横浜Pier 8のルーフトップ
出典:公式サイトより

宿泊者だけに開かれる屋上庭園「Rooftop 1859」は、このホテルのもうひとつの顔です。名前の由来は、横浜港が開港した1859年。ベイブリッジ、行き交う船、出入港する客船——横浜港のパノラマを遮るもののない高さから独り占めできる空間で、夕暮れどきには空と海の色がゆっくり溶け合う時間を過ごせます。エレベーターや階段でふらりと上がれる気軽さも、宿泊者限定という贅沢も、どちらもうれしい設計です。

館内のウェルネスも抜かりありません。4階には宿泊者専用のスパがあり(18歳以上)、埠頭の静けさの中でトリートメントに身をゆだねられます。さらに宿泊者専用のフィットネスジムは24時間無料。タオルとミネラルウォーターも備えられており、朝焼けの港を眺めながら身体を目覚めさせる、という一日の始め方も叶います。

神奈川を食べる地産地消の美食と、埠頭の上の鮨のカウンター

やわらかな陽光が降り注ぐ開放的な空間で海を感じながらランチを楽しめるインターコンチネンタル横浜Pier 8のレストラン
出典:公式サイトより

2階の「Larboard」は、朝から夜までこのホテルの食を支えるオールデイダイニングです。掲げるのは地産地消。神奈川県産の食材をふんだんに取り入れ、シェフが丁寧に仕立てる季節のコースは、横浜の海を眺めながら「神奈川を食べる」体験そのもの。ワインは常時約70種類が揃い、ソムリエに相談しながらのマリアージュも楽しめます。テラス席もあり、潮風とともに過ごすランチやディナーは埠頭ならではの開放感です。

午後はカフェとしても頼れる存在で、13時半からはアフタヌーンティーの時間も。夜はバーとして、港の灯りを肴に一杯を傾ける大人の空間に変わります。個室も1室(6名まで)備え、記念日の集いにも対応。ひとつの空間が一日の中で何度も表情を変える様子は、まるで航海の時間割のようです。

大人の隠れ家のような美しく落ち着いた和の空間で特別なディナーを堪能するインターコンチネンタル横浜Pier 8の寿司カウンター
出典:公式サイトより

もうひとつの美食の舞台が、鮨処「かたばみ」です。利用は10歳以上とされた、静けさの守られる大人の空間。カウンターで職人と向き合いながら、港町・横浜で鮨をつまむ時間は、このホテルの滞在をさらに記憶に残るものへと引き上げてくれます。ランチの提供は土日・祝日のみで、夜は基本的に事前予約制。貸切での利用も相談できるので、特別な会食の舞台としても頼れる一軒です。

海に囲まれた埠頭で味わう鮨——立地と料理がこれほど響き合う組み合わせも珍しいでしょう。ディナーの前にRooftop 1859で夕景を眺め、鮨カウンターへ移る流れは、この宿でしか組めない夜のコースです。

洋朝食からピクニックの朝まで、選べる埠頭の朝食

焼き立てのペストリーや色鮮やかなフルーツが並び朝から心がときめくインターコンチネンタル横浜Pier 8の優雅な朝食ビュッフェ
出典:公式サイトより

朝の選択肢は、驚くほど多彩です。2階のレストラン&バー「Larboard(ラーボード)」では、宿泊者だけの洋朝食を港の光の中で。部屋でゆっくり過ごしたい朝は、ルームサービスでコンチネンタル、アメリカン、和朝食から選べます。そして名物といえるのが、前日までの予約で楽しめる「ピアニック」。その名の通りピクニック気分で味わう朝食は、埠頭のホテルらしい遊び心の結晶です。クラブラウンジアクセス付きの滞在なら、5階ラウンジでのハーフブッフェという選択肢も加わります。

どの朝を選んでも、そのあとにはぜひ海沿いの散歩を。ハンマーヘッド前の遊歩道を歩けば、朝の光を受けた赤レンガ倉庫と、目覚めはじめた港の風景が待っています。予約の際は朝食付きプランを選んでおけば、埠頭の朝を余すことなく味わえるはずです。

埠頭の夜がふたりの記憶になる、記念日とプロポーズの舞台

特別な記念日やご褒美ステイのサプライズにぴったりな深紅のバラの花束が飾られたインターコンチネンタル横浜Pier 8の一室
出典:公式サイトより

「Pier 8でプロポーズを」——そんな検索が多いのも、このホテルの性格をよく表しています。実際、記念日やプロポーズなど特別な日にふさわしいステイプランが用意され、シェフが仕立てるディナーとアニバーサリーケーキで大切な夜を演出できます。ルームサービスで部屋にディナーを届けてもらい、ふたりきりの窓辺で想いを伝える——そんな静かなプロポーズが似合う宿です。

ケーキや花束、シャンパンの手配は3日前までの相談で対応してもらえます(時期により承れない場合あり)。夕暮れのRooftop 1859、Larboardの個室、そして夜景の客室と、想いを伝える舞台の選択肢も豊富。プランの内容や演出は時期により変わるため、ふたりの物語に合わせて、まずはホテルに相談してみてください。

この宿の過ごし方|錨を下ろして、何もしない贅沢

日常を忘れて心身を癒やす極上のご褒美タイムが始まるインターコンチネンタル横浜Pier 8の光あふれるスパレセプション
出典:公式サイトより

正直にお伝えすると、Pier 8には大型ホテルのような賑わいも、ブッフェレストランも、大浴場もありません。けれどそれは欠落ではなく、設計思想です。173室という規模、パブリックスペースのスマートカジュアルという装いの約束、大人の時間が守られた鮨処とクラブラウンジ——すべてが「静かに、深く休む」ための引き算でできています。観光の拠点というより、埠頭に錨を下ろし、海を眺めて何もしない時間そのものを目的にしたい宿です。

一方で、小さな子ども連れを拒む宿でもありません。Larboardは赤ちゃん連れでも利用でき、子ども用メニューや椅子、ベビーベッドやベビーカーの無料貸出まで揃います。小学生までの添い寝は無料という設定も、家族の滞在をやさしく後押ししてくれます。大人の静寂と家族の安心が、時間帯と場所の設計で共存している——その匙加減の巧みさこそ、このホテルの成熟なのだと思います。

旅の日程が決まったら|埠頭の173室は、花火の夜から埋まる

扉を開けた瞬間から非日常のエレガントな世界へと引き込まれ胸が高鳴るインターコンチネンタル横浜Pier 8の洗練されたエントランスロビー
出典:公式サイトより

埠頭に泊まる、という希少さ。この宿を選ぶ理由が船旅のような時間にあるなら、予約の起点はクラブラウンジアクセスです。県内最大級のラウンジが滞在に加わるかどうかで体験は大きく変わり、ハーバービューかみなとみらいビューかの眺望指名も早めが安心。花火の夜と年末年始は扱いが特別になるほどの人気日程です。

宿と一緒に押さえておきたいのが、埠頭の食卓です。鮨処「かたばみ」は基本予約制で、レストランは利用日の3か月前から受け付け。朝の「ピアニック」は前日までの予約が必要なので、宿泊と同じタイミングで組み込んでおけば、当日は錨を下ろして何もしないだけの数日になります。

予約は、楽天トラベル・一休・Yahoo!トラベルを横に並べて総額で見比べるのが確実です。同じ客室でも、掲載されるプランと総額が違ってくるためです。

  • 楽天トラベルは楽天ポイントを貯めて使える
  • 一休は上質な宿に絞った掲載とタイムセール(編集部おすすめ)
  • Yahoo!トラベルはPayPayとの連携が持ち味

新港ふ頭のハンマーヘッドに浮かぶ173室は、それだけ静かに埋まる173室でもあります。港の灯りに抱かれて、船旅のように眠る休日を思い描いたなら、この埠頭の一室を一休で先に押さえてしまいましょう。

結び|港の灯りに抱かれて、次の航海を整える

三方の海、行き交う船、開港の年を戴く屋上庭園。インターコンチネンタル横浜Pier 8の一夜は、旅というより停泊に似ています。走り続ける日々の中でいったん錨を下ろし、港の灯りに抱かれて、心の現在地を確かめる——都心からわずかな移動で、そんな夜が手に入ります。

遠くへ行くことではなく、深く休むこと。次の休日の答えは、もう見えているのではないでしょうか。

もっと深く知る

アクセス|インターコンチネンタル横浜Pier 8

最寄りはみなとみらい線の馬車道駅で、4番出口(横浜ハンマーヘッド|万国橋)からホテルまで徒歩約10分。JR・市営地下鉄の桜木町駅からは徒歩約15分です。東京駅からは横浜駅経由で1時間弱、羽田空港からは直通リムジンバスで約60分と、遠方からのアクセスも良好。車の場合は首都高速神奈川1号横羽線みなとみらい出口から約4分で、専用エントランスは横浜ハンマーヘッド正面玄関の右手にあります。

駐車場はホテルの屋外に13台(EV充電スタンド1機あり・宿泊者は充電無料)。満車時は隣接する提携の「横浜ハンマーヘッド駐車場」(359台)を利用します。宿泊者向けのバレーパーキングサービスもありますが、夜間から早朝の出入庫は自身での対応となるなど運用条件があるため、料金とあわせて詳細は事前に公式サイトで確認しておくと安心です。

基本情報|インターコンチネンタル横浜Pier 8

項目内容
名称インターコンチネンタル横浜Pier 8
所在地神奈川県横浜市中区新港2-14-1
開業2019年10月31日
客室数173室(全室禁煙・全室46平米以上)
ダイニングレストラン&バー「Larboard」(2階)、鮨処「かたばみ」(10歳以上)、インルームダイニング(24時間)
クラブラウンジクラブインターコンチネンタル ラウンジ(5階・対象客室宿泊者専用)
施設Rooftop 1859(宿泊者限定の屋上庭園)、スパ(4階・宿泊者専用・18歳以上)、フィットネスジム(24時間・16歳以上)
チェックイン/チェックアウト15:00/12:00
会員プログラムIHG One Rewards
駐車場ホテル駐車場13台(満車時は提携の横浜ハンマーヘッド駐車場)
ペット不可(補助犬を除く)

※館内施設・客室・ダイニング等の情報は、ホテル公式サイトおよび公式発表に基づきます(2026年9月時点)。料金・営業時間・イベント開催日程は変更となる場合があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。

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