沖縄本島中部・読谷村の西端に、東シナ海へ大きく突き出した岬があります。残波岬——「ざんぱみさき」と読みます。
高さ約30mの断崖が約2kmにわたって連なり、打ちつける波が白く砕ける、本島屈指の景勝地。突端には白亜の灯台がまっすぐに立ち、岬の入口では日本一の大きさを誇るシーサーが海の彼方を見つめています。
昼は断崖と灯台のパノラマ、夕暮れは水平線に沈むサンセット、夜は満天の星。時間帯ごとに違う顔を見せてくれるこの岬の楽しみ方を、この記事にまとめました。気になる場所があれば、それぞれの詳しい記事へどうぞ。
白亜の灯台へ。本島で唯一、自分の足で上れます

残波岬のシンボルといえば、高さ約31m、沖縄県でいちばん背の高い残波岬灯台。沖縄本島で唯一「上れる」灯台で、99段のらせん階段を上りきった先には、東シナ海の深い碧が360度に広がります。晴れた日には、粟国島や渡名喜島、久米島まで望めることも。
階段はかなり急なので、歩きやすい靴でどうぞ。参観時間や料金、階段のリアルな体力感は、こちらの記事で詳しく紐解いています。
残波岬灯台|沖縄本島で唯一上れる灯台、99段の先に広がる深い碧【参観時間・料金】
日本一のシーサー「残波大獅子」と、岬の公園
駐車場に着いてまず目を奪われるのが、高さ8.75m・日本一の大きさを誇る残波大獅子。琉球王朝時代の中国との交易の歴史を伝えるため、村の人々の手で生まれた守り神です。隣には進貢船をかたどった船形の展望台もあり、フォトスポットとしても岬を代表する存在。
公園エリアにはキッズエリアやふれあい動物広場、手ぶらバーベキューもそろい、家族での沖縄旅にも応えてくれます。大獅子の物語と公園の歩き方は、こちらへ。
残波岬公園|日本一のシーサー「残波大獅子」と船の展望台、断崖の岬さんぽ
本島で最後に日が沈む、といわれるサンセット

西向きに突き出した残波岬は、沖縄本島で最後に夕日が沈む場所ともいわれる、屈指のサンセットスポットです。
日没の30分ほど前に断崖沿いへ。水平線へ近づく太陽が、灯台と岩肌を少しずつ茜色に染めていきます。太陽が海に触れてから沈みきるまでの数分間は、シャッターを切る手が止まらないほど。日没時刻は季節で大きく変わるので、当日の時刻を調べてから旅程に組み込むのがおすすめです。
夕暮れの岬は風が強いことも多いので、羽織ものが一枚あると安心です。
日が沈んだあとは、星空の岬に
サンセットの余韻が消えるころ、岬は静かな星空スポットに変わります。周囲に大きな街明かりが少なく、海側には遮るものが何もないため、晴れた夜には頭上いっぱいの星に出会えることも。
夜の岬は足元がほとんど見えません。断崖には柵のない場所もあるため、駐車場周辺や整備された遊歩道から眺める範囲にとどめて、安全第一で星空を楽しんでください。
泳ぐなら、隣の残波ビーチへ

岬のすぐ隣には、白い砂浜が広がる残波ビーチがあります。リーフに守られて波が比較的穏やかなので、家族での海水浴やマリンレジャーにぴったり。岬の断崖の景色とは対照的な、やさしい海の表情に出会えます。
残波ビーチ完全ガイド|白砂の絶景とアクティビティ&サンセットまで満喫
駐車場と回り方|滞在の目安は60〜90分

残波岬の駐車場は無料です。広く整備されていて、大獅子は駐車場のすぐそば、灯台へも遊歩道で数分歩くだけ。運転に不慣れな方でも訪れやすいスポットです。
回り方の目安は、大獅子→遊歩道→灯台(上る場合はプラス30分ほど)の流れで60〜90分。サンセット狙いなら、日没の1時間前に着いて公園を散策し、そのまま夕日を待つのが理想の流れです。
なお、駐車場から灯台手前にかけては未舗装の岩場もあります。ビーチサンダルやヒールは避けて、歩きやすい靴でお出かけください。
岬とあわせて立ち寄りたい、読谷のグルメ

残波岬の周辺には、旅を彩る食の名店もそろっています。岬の芝生広場に佇むバスの老舗パーラー、漁港の海鮮ランチ、星野リゾートの海辺カフェ、あぐー豚の名店まで。すべて車で10分圏内です。
シーン別の7選は、こちらの記事にまとめています。
残波岬周辺グルメ|バスのパーラーから海辺のカフェまで、岬とあわせて楽しむ7選
岬の目の前に泊まる、という贅沢

残波岬の景色に心を動かされたなら、ここを旅の拠点にする選択もあります。岬の目の前に建つのが、グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート(旧・残波岬ロイヤルホテル)。
朝焼けの断崖も、夕日に染まる灯台も、夜の星空も。時間帯で表情を変えるこの岬のすべてを、滞在の景色として味わえるのは、このホテルだけの特権です。
グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート|圧倒的な残波の蒼に溶ける至福の休日 ホテル滞在レビュー
結び|何度でも訪れたくなる、光と碧の岬

上れる灯台、日本一の大獅子、水平線のサンセット、そして星空。残波岬は、一度の訪問では味わいきれないほどの表情を持った岬です。
この穏やかな景勝地は、昭和20年4月、米軍が沖縄本島への上陸を開始した歴史の地でもあります。静かな祈りとともに、いまの平和な景色を、ゆっくりと歩いてみてください。
昼の碧か、夕暮れの茜色か、夜の星か。あなたの旅程に合う時間帯で、残波岬の一番好きな顔を見つけていただけたらうれしいです。
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アクセス|残波岬への行き方
残波岬へは、那覇空港から車で約70分、沖縄南ICから約30分が目安です(交通状況により変動します)。レンタカーでの訪問が便利で、無料駐車場が整備されています。
読谷村内の観光と組み合わせるなら、やちむんの里や座喜味城跡と同日に回るコースもおすすめです。
基本情報|残波岬
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 残波岬 |
| 読み方 | ざんぱみさき |
| 所在地 | 沖縄県中頭郡読谷村字宇座 |
| 見学料 | 無料(灯台参観は中学生以上300円) |
| 駐車場 | 無料 |
| 滞在目安 | 60〜90分(灯台参観・サンセット待ちは別途) |
| 主な見どころ | 残波岬灯台、残波大獅子、断崖の遊歩道、サンセット、残波ビーチ |
※各施設の営業時間・料金は変更となる場合があります。お出かけ前に公式情報をご確認ください。

