空港ラウンジの違い｜カードラウンジ・プライオリティ・パス・航空会社ラウンジ

空港ラウンジと聞くと、「いろいろ種類があって、正直よく分からない」と感じる人も多いかもしれません。

カードラウンジ、プライオリティ・パス、航空会社ラウンジ。
どれも空港で使える場所ですが、使える条件や、向いている場面は少しずつ違います。

ここでは、空港ラウンジを3つに分けて「どんなときに、どれを使うとちょうどいいか」を順番に見ていきます。

空港ラウンジは、大きく3つに分けて考えられます

空港ラウンジは、次の3つに分けて考えると分かりやすくなります。

• カードラウンジ
• プライオリティ・パスが使えるラウンジ
• 航空会社ラウンジ

名前は似ていますが、使われ方はそれぞれ違います。

カードラウンジ｜少し早く着いたときの居場所

カードラウンジは、クレジットカードを持っている人が使えるラウンジです。

国内の空港にあることが多く、出発前に少し時間があるときに座って待つための場所、というイメージです。

最近は、ゴールドカード以上を持っている人も増え、カードラウンジが混み合っている空港も少なくありません。特に羽田空港では、時間帯によってカードラウンジの入口に列ができていることもあります。

ゴールドカード以上を持っている人が増えたこともあり、「少し静かに座って待ちたい」と思って行っても、すぐには入れない場面に出会うこともあります。

カードラウンジでできること

カードラウンジでできないこと

カードラウンジは、「出発まで少し落ち着いて待てたら十分」というときにちょうどいい場所です。

プライオリティ・パスが使えるラウンジ｜待ち時間が長いときに便利

プライオリティ・パスは、空港ラウンジを使うための会員サービスです。

国内だけでなく、海外の空港でも使えるラウンジがあり、航空会社や座席クラスに関係なく入れる場合があります。

プライオリティ・パスのラウンジでできること

カードラウンジよりも、長く過ごすことを考えた作りになっているのが特徴です。

ラウンジの内容は空港ごとに違うため、使う前に対象ラウンジを確認しておくと安心です。

プライオリティ・パスについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
→ プライオリティ・パスとは？

航空会社ラウンジ｜条件を満たした人が使えるラウンジ

航空会社ラウンジは、航空会社が自社のお客さん向けに用意しているラウンジです。

多くの場合、以下の条件を満たすと利用できます。

• ビジネスクラス以上で搭乗する人
• 航空会社の上級会員

航空会社ラウンジの特徴

ANA SUITE LOUNGEのようなラウンジは、この航空会社ラウンジの中でも特に上位の位置づけです。

なお、航空会社ラウンジは、クレジットカードの特典とは別のものとして考えた方が分かりやすいです。

3つのラウンジの違いを簡単にまとめると

ここまでの内容をまとめると、空港ラウンジはこんな違いがあります。

どれが良い・悪いではなく、使う場面が違うというだけです。

クレジットカードとの関係

空港ラウンジとクレジットカードの関係は、一般的に次のように考えられます。

ただし、利用回数や同伴条件はカードごとに違います。

海外旅行向けのカード特典については、こちらの記事でまとめています。
→ 海外旅行に強いクレジットカード

どんな人に、どのラウンジが合う？

ラウンジ選びは、旅の仕方で決まります。

まずは、自分がどのラウンジを使えるのかを知っておくと、空港での過ごし方が少し楽になります。

まとめ

空港ラウンジは、旅を特別なものにする場所ではありません。ただ、出発前や乗り継ぎの時間を少し落ち着いて過ごせる場所があるだけで移動の疲れ方は変わります。

それぞれの違いを知って、自分の旅に合う使い方を選ぶ。それくらいの距離感で空港ラウンジと付き合うのがちょうどいいと思います。

空港ラウンジについて、もう少し詳しく知りたい方は、以下の記事も参考になります。

・空港ラウンジとは？誰が使える？
・プライオリティ・パスとは？使えるラウンジと使い方
・海外旅行でラウンジを使いやすいクレジットカード