海と島を五感で味わい、心と身体をゆっくりと調律し直すための滞在。
宮古空港から車でおよそ20分。その道のりには、日本の島旅でも指折りのハイライトが含まれています。全長3,540メートル、海の上をまっすぐに延びる伊良部大橋です。窓の外を流れていく宮古ブルーのグラデーションに息を呑んでいるうちに、車は伊良部島へ。畑と緑の間を抜けて島の南岸へ下りていくと、サンゴ礁のビーチに面した海岸線に、低く静かな建物が現れます。
イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古——「イラフ スイ」と読みます。宮古島の対岸、伊良部島にただ一軒のラグジュアリーコレクションとして2018年12月に開業して以来、このホテルは「橋を渡った先にある静けさ」を求める旅人たちを迎えてきました。
全58室、地上4階建て。巨大リゾートの賑わいとは無縁の、小さくて濃密なスケールです。広い屋外バルコニーやガーデン、一部客室のプライベートプール、そして日没の1時間だけ開かれるシャンパンの宴。
イラフSUIの魅力を、公式情報と滞在した人々の声をもとに、ひとつずつ紐解いていきます。
伊良部大橋の先へ|海を渡ることから始まる滞在

このホテルの物語は、チェックインの前から始まっています。宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋を渡る数分間——透きとおる海の上を走るその時間が、日常と滞在の間の見事な緞帳になっているのです。橋を渡り終えた瞬間、島の空気は一段静かになります。
伊良部島は、宮古諸島のなかでも手つかずの自然が色濃く残る島です。日本国内屈指と謳われる美しいサンゴ礁の海と、亜熱帯の豊かな緑。観光の中心である宮古島側から一枚隔てられたこの島に泊まるという選択そのものが、静けさへの投票にほかなりません。それでいて、橋を渡ればすぐに宮古島の市街地や観光スポットへ戻れる。隔絶と接続のバランスが、絶妙な立地です。
伊良部島南岸のサンゴ礁|ビーチに面した海岸線

ホテルが建つのは、伊良部島の南側、サンゴ礁のビーチに面した海岸線です。目の前に広がるのは、「伊良部ブルー」と呼びたくなる鮮やかな海と、青く澄んだ空。遮るもののない水平線が、滞在のあいだじゅう、いちばん近い風景になります。
車を少し走らせれば、東洋屈指と讃えられる白砂の渡口の浜や、下地島の絶景ポイントもすぐそこ。島巡りの拠点としての利便と、南岸の静けさ。ホテルを一歩も出ない一日と、島を駆け巡る一日を、自由に組み合わせられる場所です。
翠SUIとラグジュアリーコレクション|ふたつの名を持つホテル

このホテルの名には、ふたつの血統が流れています。ひとつは、森トラスト・ホテルズ&リゾーツが翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都に続いて立ち上げたブランド「翠 SUI」。その最初の展開として生まれたのが、このイラフSUIです。のちに奈良の紫翠へと続いていく翠SUIの系譜は、日本の風土に深く根ざしたラグジュアリーを追求しています。
もうひとつの名が、マリオット・インターナショナルの最高級カテゴリーに位置づけられる「ラグジュアリーコレクション」。世界の唯一無二のホテルだけが連なるこのコレクションに、伊良部島の一軒として名を連ねています。日本の美意識と世界基準のラグジュアリー。ふたつの名を併せ持つダブルブランドであることが、このホテルの佇まいの品格を支えているのです。
客室|全58室、伊良部ブルーの窓辺

客室は全58室。約45平米からゆとりある造りで、最大級のスイートは119平米に及びます。ジュニアスイートを中心にスイートまで、いずれの部屋にも通底するのは、海と島を五感で感じるための設計です。広い屋外バルコニーやガーデンを備え、窓辺に腰を下ろせば、鮮やかな伊良部ブルーの海と空が視界いっぱいに広がります。
時の移ろいとともに表情を変える島の自然を、部屋にいながら味わい尽くす。朝の透明な光、昼の深い青、夕暮れの茜。テラスの椅子に座って海の色の変化をただ追いかける時間こそ、この客室のいちばんの過ごし方だと思います。滞在した人々の声にも、部屋から見える海の美しさと、小規模ホテルならではの行き届いたホスピタリティを讃えるものが目立ちます。
プライベートプール付き客室|水辺を独り占めする

一部の客室には、専用のプライベートプールが設えられています。誰の視線も気にせず、好きな時間に水に入り、プールサイドで海を眺めながらまどろむ。ヴィラリゾートの醍醐味を、伊良部島のこの静けさの中で味わえる特別なカテゴリーです。
記念日やハネムーンの滞在、あるいは「部屋からほとんど出ない贅沢」を叶えたい旅に、これほどふさわしい舞台はありません。客室タイプごとの設えや眺望は、公式サイトで確かめながら、自分の旅に合う一室を選んでください。
インフィニティプール|伊良部ブルーに溶ける水面

館内の主役のひとつが、インフィニティプールです。水面の先が海と空へ溶けていく設計で、プールに身体を浮かべれば、視界は伊良部ブルーひと色に染まります。泳ぐというより、海と空の間に浮かんでいる感覚に近いかもしれません。
プールサイドのデッキチェアで本を開き、ときどき水に入り、また空を見上げる。予定のない午後を、水辺がゆっくりと満たしてくれます。利用時間や季節の運用は変わることがあるため、滞在前に公式サイトで確認しておくと安心です。
ビーチクラブ|サンゴ礁の海へ、素足のままで

ホテルにはビーチクラブが備わり、目の前のサンゴ礁の海と滞在をつないでくれます。プールの静けさとはまた違う、生きた海の手触り。透明度の高い浅瀬では、シュノーケリングで色とりどりの生きものたちに出会えます。
整えられた水辺と、ありのままの海。そのどちらも徒歩数分の圏内にあるのが、この立地の豊かさです。海遊びの装備や当日の海況については、スタッフに相談しながら安全に楽しんでください。
SUI Spa|心身一如という処方箋

ウェルネスの核心にあるのが「SUI Spa」です。掲げるのは、東洋医学の「心身一如」——心と身体は一体である——という考え方。一時の気持ちよさで終わらせず、心と身体の調和とその持続性を重視したスパメニューが用意されています。
清浄なエネルギーに包まれた伊良部島で、新たに生まれ変わる。スパの案内にあるこの言葉は、決して大げさではありません。海で遊んだ日の夕方、日焼けした肌と心地よい疲れを施術に委ねれば、島の静けさが身体の内側まで沁みてくるはずです。滞在の中日に一度、この時間を組み込むことをおすすめします。
朝のウェルネス|サンライズヨガと、島の目覚め

イラフSUIの朝は、サンライズヨガから始められます。美しい朝陽を眺め、さざ波の音を聞き、潮風を浴びながら呼吸を整える——一日の始まりとして、これ以上のものはなかなかありません。
ヨガのあとは、テラスで島のハーブティーを。宮古島産のドライハーブと雪塩でオリジナルのバスソルトをブレンドする体験も用意されており、夜のバスタイムまで「自分を整える時間」が一本の線でつながります。リゾート滞在をウェルネスの旅へと深めてくれる、このホテルらしいプログラムです。
サンセットディライト|日没の1時間、シャンパンとともに

このホテルの名物として、滞在した人々の声で繰り返し語られるのが「サンセットディライト」です。日没時の1時間、宿泊者限定で開かれるシャンパンのフリーフローサービス。刻々と色を変えていく夕景を眺めながら、グラスを重ねる特別なひとときです。
クラブラウンジを持つ大型ホテルの場合、こうした夕刻のサービスは特定フロアの宿泊者だけのものになりがちです。けれどイラフSUIでは、この宴がすべての宿泊者に開かれている。全58室という小さなスケールだからこそ成立する、おおらかな贅沢です。開催時間や場所は運用が変わることがあるため、チェックイン時に確認してその日の日没に備えてください。
TIN’IN|琉球技法のフランス料理

ダイニングの中心は、レストラン「TIN’IN(ティンイン)」です。蒼々とした海に囲まれた至高の眺望のなかで供されるのは、沖縄の食材と琉球技法を取り入れたフランス料理。和牛や豚、新鮮な魚、滋味溢れる島野菜、島フルーツやハーブといったミネラル豊富な素材が、一皿ごとに島の物語を語ります。
夜には、遠くに輝く漁火を眺めながら、セレクトワインとともにコースを。朝には、太陽を浴びて育った島野菜などが並ぶセミブッフェの朝食が、一日の始まりを彩ります。ディナーの装いや最新のメニューは、公式サイトで確認してから予約すると安心です。
インルームダイニング|部屋で完結する食の時間

プライベートプール付きの客室や広いテラスを持つこのホテルでは、「部屋から出ない」という選択も豊かな体験になります。インルームダイニングを使えば、テラスの潮風の中で、誰にも邪魔されない食事の時間を組み立てられます。
夕景の時間に部屋で乾杯し、夜は星空の下で静かに過ごす。小さな子ども連れで周囲に気兼ねしたくない日にも、記念日にふたりだけで過ごしたい夜にも、部屋の食卓は心強い味方です。メニューや提供時間の詳細は、滞在時にホテルへ確認してください。
島の体験|マングローブ、サンゴ、ハーブの手仕事

アクティビティのラインナップには、この島でしか得られない体験が並びます。隣接する下地島に生い茂るマングローブ林を探検し、名物のマングローブ蟹ランチを味わうツアー。美しい宮古諸島の海で生きものたちと出会う絶景ダイビング。そして、サンゴ礁に囲まれた伊良部島の海を未来へつなぐ「サンゴ苗付け体験」。
遊ぶだけでなく、島の自然に手を添えて還す体験があることは、このホテルの姿勢をよく表しています。旅の記憶に、美しい景色だけでなく「島と関わった」という手応えが残る。それは、何年経っても色褪せない土産になるはずです。
Marriott Bonvoyと泊まる|ポイントで叶える伊良部島

ラグジュアリーコレクションの一員であるイラフSUIは、マリオットの会員プログラム「Marriott Bonvoy」の対象ホテルです。憧れの価格帯のホテルですが、Bonvoyポイントを貯めて無料宿泊に充てるという道があることは、知っておいて損はありません。ポイントで泊まる伊良部島は、この上ない使い道のひとつです。
エリート会員向けの特典内容は時期や予約条件によって異なるため、最新の適用条件はマリオット公式サイトで確認するのが確実です。なお、館内にクラブラウンジはありませんが、前述のサンセットディライトが会員資格を問わずすべての宿泊者に開かれていることは、このホテルならではの美点と言えるでしょう。
家族と、記念日と|小さなホテルの大きな懐

静謐な大人のリゾートという佇まいながら、イラフSUIは家族連れの滞在にも丁寧に応えてくれます。滞在した人々の声には、子どもへのあたたかな接し方やきめ細やかな心配りを讃えるものが少なくありません。添い寝の条件や子ども向けの用意については、予約時にホテルへ相談しておくと安心です。
誕生日やハネムーン、プロポーズといった特別な日の演出も、小規模ホテルならではの細やかさで支えてもらえます。ケーキやサプライズの手配を温めているなら、事前にホテルへ相談を。伊良部ブルーの海と日没のシャンパンという舞台装置は、最初から整っています。
過ごし方|この宿は、静けさを味わう人のために

イラフSUIは、アトラクションで一日を埋めるタイプの大型リゾートではありません。全58室の小さなホテルが差し出すのは、海の色の移ろい、朝のヨガの呼吸、スパの香り、日没のシャンパン——静けさの中でこそ輝く体験です。賑やかさよりも余白を、効率よりも深さを求める旅にこそ、この宿は真価を発揮します。
朝は日の出とともに身体を目覚めさせ、昼は海とプールを行き来し、夕刻はグラス越しに空の色を追い、夜は波音だけの静寂に眠る。その繰り返しが、少しも退屈ではないと気づいたとき、この島の時間があなたのものになっています。
結び|橋を渡って、還る場所へ

伊良部大橋を渡って辿り着くこのホテルには、「遠くまで来た」という実感と、「ようやく静かな場所に還ってきた」という安堵が、同時にあります。伊良部ブルーの海を窓辺に、心身一如のスパで身体をほどき、日没の1時間をシャンパンとともに祝う。イラフSUIの滞在は、遠くへ行くことではなく、深く休むことの豊かさを教えてくれます。
橋の上から見たあの海の色と、夕暮れのグラスの向こうに沈む太陽。そのふたつの光景を思い浮かべたなら、答えはもう見えているのではないでしょうか。

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出会ったことのない体験、そして新しい自分に出会う旅へ。

「TIMELESS」が提案するのは、損得勘定を超えた先にある、一生モノの記憶に残る滞在です。
日常の決済を旅の準備に変え、貯まったポイントで最高峰のホスピタリティに触れる。マリオット・アメックス・プレミアムは、あなたの人生に新しい彩りを添える、最も確実な投資になるはずです。
ポイントの先にある、まだ見ぬ景色。その扉を、今こそ開いてみませんか。
\ 新しい自分に出会う旅へ。 /
アクセス|イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古
イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古は、宮古島市伊良部、伊良部島の南側の海岸線に位置しています。宮古空港からは伊良部大橋を経由して車で約20分。みやこ下地島空港からも車でアクセスできます。橋を渡れば宮古島側の市街地や観光スポットへも行き来しやすく、島巡りにはレンタカーでの滞在が便利です。送迎サービスの内容・条件は公式サイトでご確認ください。
基本情報|イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古 |
| 所在地 | 〒906-0503 沖縄県宮古島市伊良部字伊良部818番5 |
| 電話 | 0980-74-5511(代表) |
| 開業 | 2018年12月 |
| 客室数 | 全58室(約45〜119㎡・屋外バルコニーまたはガーデン付き・一部客室にプライベートプール) |
| 館内施設 | インフィニティプール、SUI Spa、ビーチクラブ、フィットネス |
| ダイニング | TIN’IN(レストラン)、インルームダイニング |
| ブランド | 翠 SUI(森トラスト・ホテルズ&リゾーツ)×ラグジュアリーコレクション(Marriott Bonvoy対象) |
| アクセス | 宮古空港から伊良部大橋経由で車で約20分 |
※館内施設・客室・ダイニング等の情報は、ホテル公式サイトおよび公式発表に基づきます(2026年7月時点)。料金・営業時間・イベント開催日程は変更となる場合があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。
