誰かの一筆箋から、あなたの京都の一章が始まる。
河原町通りを、三条から北へ。アーケードの賑わいが少しずつほどけて、街の呼吸が落ち着いてくる二条のあたり。東へ折れればすぐに鴨川、北へ歩けば京都御苑の緑という、京都の「暮らしの気配」が残るエリアに、チャプター京都 トリビュートポートフォリオホテルは立っています。
2021年6月、マリオット・インターナショナルとサンフロンティア不動産グループの共同運営によって開業した全203室。開業時は「HIYORIチャプター京都トリビュートポートフォリオホテル」の名で親しまれた一軒です。
ホテル名の「チャプター」は、本の「章」のこと。ゲスト一人ひとりの京都の旅を、人生に刻まれる新しい一章になぞらえた名前です。この宿での滞在を、公式情報と滞在した人々の声をもとに、ひとつずつ紐解いていきます。
何度目かの京都のための宿

このホテルが真価を発揮するのは、初めての京都ではなく、何度目かの京都だと思います。定番の名所はもう巡った。次はどこへ——そんな旅人のために、「まだ知らない京都」に出会うための仕掛けが随所に織り込まれているからです。
京都を知り尽くしたコンシェルジュ、誰かの旅の記録が集まる一筆箋、そして京の地下水を湛えた大浴場。名所を効率よく回るための宿ではなく、街と一緒に呼吸しながら物語を拾い集めるための宿。「もう行くところがない」と感じている人ほど、ここを選ぶ意味が分かるはずです。
河原町二条という立地|御所と鴨川のあいだ

ホテルが面するのは、京都のメインストリートのひとつ、河原町通り。地下鉄東西線「京都市役所前」駅から徒歩約4分という、市内観光の起点として申し分のない場所です。北には京都御所と京都御苑、東にはすぐそこを流れる鴨川。二条城や京都文化博物館へも足を運びやすく、先斗町や木屋町の夜へも歩いて出られます。
四条河原町の喧騒からは、ほどよく一歩引いた距離感。観光の便利さと、御所南らしい静けさの両方を手にできるのが、この「二条上る」という住所の妙です。JR京都駅からはタクシーで約15分ほど。旅の初日、大きな荷物とともに滑り込むにもストレスのない動線です。
「重ね」のデザイン|石、木、鉄、箔、左官

館内のデザインコンセプトは、平安時代の日本の生活文化に由来する「重ね」。石や木、鉄、箔、左官といった異素材を、館内の様々な場所に折り重ねる意匠が貫かれています。十二単の襲の色目のように、素材と素材が出会う境目にこそ美しさが宿る——そんな京都らしい美意識が、モダンな空間の中に静かに息づいています。
派手さで目を引くのではなく、よく見るほどに発見がある。滞在の二日目、三日目に「あ、ここも」と気づく楽しみが仕込まれた、スルメのようなデザインのホテルです。
客室|茶室をモチーフにした、203の間

客室は、スイートルーム2室を含む全203室。モチーフは日本の伝統的な「茶室」で、モダンで機能的な空間の中に、和の設えが織り込まれています。靴を脱いでくつろぐ感覚、低い視線で過ごす落ち着き。ホテルの客室でありながら、京町家の一間に招かれたような親密さがあります。
一客一亭——ひとりの客をひとつの茶室でもてなす茶の湯の心を、203回繰り返す。そう考えると、この客室数の大型ホテルで茶室をモチーフに選んだ意味が、じんわりと伝わってきます。窓の外の京都の空を眺めながら、畳に足を伸ばす夜。それだけで、旅の一章が始まっています。
京の地下水を汲み上げた大浴場|足を伸ばして、京都に浸かる

このホテルの滞在で欠かせないのが、京の地下水を汲み上げた大浴場です。京都の地下には琵琶湖に匹敵するともいわれる豊かな水脈があり、その水で満たされた湯船に、手足を伸ばして浸かる。温泉ではありませんが、京都の水そのものに身体を沈める体験は、この街の宿ならではの贅沢です。
一日歩き回った京都観光の疲れは、客室のシャワーだけではなかなかほどけないもの。大浴場でしっかり温まってから眠る夜と、そうでない夜とでは、翌朝の身体の軽さがまるで違います。「客室は身軽に、湯は大きく」という滞在のスタイルが好きな方には、たまらない設えのはずです。
フィットネスセンター|旅先のルーティンを守る

館内にはフィットネスセンターも備わり、旅のあいだも運動の習慣を途切れさせずに過ごせます。朝、身体を動かしてから大浴場でひと風呂浴びて、朝食へ。都市型ホテルのコンパクトなウェルネス動線が、きれいにまとまっています。
京都は歩く街。石畳と坂道を存分に楽しむためにも、身体のコンディションを整えられる場所が館内にあるのは心強い限りです。
オールデイダイニング|京都の食材と、発見のひと皿

館内のオールデイダイニング&バーでは、京都産の食材を取り入れた料理を朝から夜まで楽しめます。ランチやディナーはグリル料理を軸にした構成で、河原町の街歩きの途中に立ち寄る使い方も。
外へ食べに出る選択肢が無数にある立地ですが、「今日は動きたくない」という夜に頼れる食卓が館内にあること自体が、旅の安心につながります。メニューや営業時間は変わることがあるため、最新の内容は公式サイトで確認しておくと安心です。
バーの夜|二条の夜に、一杯を

夜には館内のバーで、一日の締めくくりの一杯を。先斗町や木屋町へ繰り出す夜も楽しいけれど、雨の夜や、歩き疲れた夜には、エレベーターひとつで帰れる距離にグラスがあるありがたさが沁みます。
京都の夜は、意外なほど早く静まる街。その静けさごと味わうような、しっとりとした夜の過ごし方が似合うホテルです。
朝食|和と洋から選ぶ、京都の朝

朝食はビュッフェスタイルで、京都産の食材を取り入れた和と洋の両方から選べる構成です。観光へ出る前の腹ごしらえに、ちょうどよい賑わいと明るさがあります。
朝の使い方も、この立地なら思いのまま。開門前の京都御苑まで足を延ばして砂利道を歩いてから戻るのも、鴨川べりで川面の光を眺めてから席に着くのも自由です。提供内容や時間は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
チャプターガイド|「まだ知らない京都」への案内人

このホテルの独自性の核が、京都を知り尽くしたコンシェルジュ「チャプターガイド」の存在です。ゲスト一人ひとりに合わせて旅をデザインし、ガイドブックには載らない京都へと導いてくれます。公式サイトの対象プランでは、オンラインで旅の相談ができる「GUIDE YOUR CHAPTERS」も。旅の前から、あなたの京都の物語が動き始めます。
地元の人だけが知る路地、季節の一瞬にしか出会えない風景。旅の設計そのものを委ねられる相手がいる宿は、京都でも貴重な存在です。
手のひら一筆箋|誰かの京都が、あなたの旅になる

もうひとつの仕掛けが「手のひら一筆箋」。京都を知る人々の旅の記録が一筆箋となって館内に集まり、宿泊前の「旅診断サービス」では、公式サイトからの予約時に設問へ答えると、あなたに合った一筆箋が自宅に届く趣向も用意されています。
出発前の郵便受けから、旅の一章が始まる。誰かの京都の記憶が、あなたの明日の行き先になる。デジタル全盛の時代に、あえて紙の一筆箋で物語を受け渡すこの仕組みこそ、「チャプター」の名の由来を最も美しく体現したサービスだと思います。
ラウンジについて|このホテルの「帰る場所」

チャプター京都には、クラブラウンジやエグゼクティブラウンジといった専用ラウンジはありません。その代わりにこのホテルが用意しているのが、京の地下水の大浴場であり、オールデイダイニングであり、一筆箋の集う旅の拠点です。ラウンジでシャンパンを楽しむ滞在ではなく、湯に浸かり、街を歩き、物語を拾い集める滞在。それがこの宿の設計思想です。
なお、マリオット・ボンヴォイのエリート会員向け特典(朝食やレイトチェックアウトなど)の適用内容は時期により変わるため、予約前に公式サイトでの確認をおすすめします。
鴨川と御苑の四季|歩いて出会う、京都の季節

このホテルの立地がくれるもうひとつの贈り物が、歩いて触れられる京都の四季です。春、鴨川沿いの桜並木と御苑の枝垂れ桜。夏、川面を渡る夕風と納涼床の灯り。秋は御苑の木々が金色に染まり、冬は底冷えの朝に川霧が立つ。名所へ電車で向かうまでもなく、部屋を出て数分の散歩道に、京都の季節の最前列があります。
季節を変えて泊まるたびに、同じ散歩道がまったく違う顔を見せる。定宿にする楽しみが最初から織り込まれた立地です。
過ごし方|街と生きる京都の宿

チャプター京都は、館内に籠るリゾートではなく、京都の街と一緒に呼吸するホテルです。朝は御苑まで足を延ばして、砂利道を踏む音だけの散歩を。日中はチャプターガイドに教わった「まだ知らない京都」へ。夕方に一度戻って大浴場で汗を流し、身軽になって先斗町の夜へ、あるいは館内のバーへ。
観光の拠点でありながら、帰ってくるたびに身体と心を整え直せる。遠くへ行くことではなく、深く休むこと——その京都版の答えが、河原町二条のこの宿にあります。
旅の日程が決まったら

トリビュートポートフォリオは、マリオット・インターナショナルのブランドのひとつで、その土地ならではの個性を輝かせることに主眼を置いたホテルコレクションです。チャプター京都は日本では2軒目のトリビュートポートフォリオとして誕生しました。マリオット・ボンヴォイの対象ホテルですから、ポイントの積算や無料宿泊への利用など、マリオットの世界のなかで京都の定宿にできる一軒です。
あわせて力を発揮するのが、マリオット・ボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードです。保有しているだけでボンヴォイのゴールドエリート会員となり、年間500万円以上のカード決済でプラチナエリートへ。年間400万円の決済では無料宿泊特典も付与されます。クラブラウンジを持たないこの宿では、エリート会員の特典が滞在の質を左右する部分がありますので、京都を定宿にしたい方ほど恩恵が大きくなります。特典の適用内容は時期により変わるため、予約前に公式サイトでご確認ください。
Marriott Bonvoy® マリオット・アメックス・カード特集
運営を担うのは、マリオットとサンフロンティア不動産グループ。同グループのリゾートとしては、沖縄の恩納村にHIYORIオーシャンリゾート沖縄があり、京都の街ステイと沖縄の海リゾートを同じ系譜で旅する楽しみ方もできます。チャプターガイドに旅を相談したいなら、対象プランを選んで滞在前から動き始めるのがおすすめです。
会員プログラムには入らず、今回の一泊を総額で選びたい場合は、予約プラットフォームの使い分けが効いてきます。同じ客室でも、楽天トラベル・一休・Yahoo!トラベルでは掲載されるプランと総額が違ってくるためです。
- 楽天トラベルは楽天ポイントを貯めて使える
- 一休は上質な宿に絞った掲載とタイムセール
- Yahoo!トラベルはPayPayとの連携が持ち味
普段お使いのポイント経済圏に合わせるのがいちばん無駄がありません。会員ランクや開催中のセールによって還元も変わりますので、三つを横に並べて総額で見比べるのが確実です。
桜と紅葉の京都は、宿の予約が早くから動きます。日程が固まったら、その日のうちに。
結び|あなたの京都に、新しい章を

定番の名所はもう巡った。次は、誰かの一筆箋から始まる路地の先へ。茶室のような部屋で目覚め、京の水に浸かり、物語を一枚書き残して帰る旅。
あなたの京都の本に、まだ書かれていない章があるとしたら。その最初のページをどこで開くか——答えはもう見えているのではないでしょうか。

四条・河原町エリア
Marriott Bonvoy® マリオット・アメックス・カード特集
もっと深く知る
- HIYORIオーシャンリゾート沖縄|恩納村の高台に暮らすように滞在する、全室オーシャンビューのリゾート
- オリエンタルヒルズ沖縄|わずか14棟、日本最大級のプライベートプールと過ごす「幸せなプライベート」
アクセス|チャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル
最寄りは地下鉄東西線「京都市役所前」駅で、ホテルまでは徒歩約4分。京阪「三条」駅や「神宮丸太町」駅からも歩ける距離で、鴨川沿いの散歩とあわせたアプローチも心地よいルートです。JR京都駅からはタクシーで約15分ほど、伊丹空港からはリムジンバスで約70分。河原町通りに面しているため、初めての京都でも迷いにくい立地です。
基本情報|チャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | チャプター京都 トリビュートポートフォリオホテル(開業時名称:HIYORIチャプター京都トリビュートポートフォリオホテル) |
| 所在地 | 〒604-0911 京都府京都市中京区河原町通二条上る清水町341 |
| 開業 | 2021年6月18日 |
| 客室数 | 全203室(スイートルーム2室を含む) |
| チェックイン/チェックアウト | 15:00/12:00(公式サイトで要確認) |
| 主な施設 | オールデイダイニング&バー、大浴場(京の地下水)、フィットネスセンター |
| 会員プログラム | Marriott Bonvoy対象 |
※館内施設・客室・ダイニング等の情報は、ホテル公式サイトおよび公式発表に基づきます(2026年7月時点)。料金・営業時間・サービス内容は変更となる場合があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。

