清水寺への道は、どこから来ても最後は坂に行き着く。だから、答えは意外とシンプル。
基本は、バスで「五条坂」へ出て、徒歩約10分の上り坂。ここでは、京都駅からのバス、電車と徒歩、タクシー、車の順に、出発地別の行き方と駐車場の実情を整理します。交通情報は2026年10月時点で、京都市交通局・京都市・清水寺の公式情報をもとに確認しています。
私自身、季節を変えて何度も清水寺に通っています。本文では公式情報に加えて、実際に通って身についた動き方のコツも添えていきます。
出発地別の最適ルート早見表
| 出発地 | 最適ルート |
|---|---|
| 京都駅 | 市バス206系統「五条坂」下車、徒歩約10分。土休日は観光特急EX100・EX101も |
| 四条河原町・祇園四条 | 市バス207系統「清水道」下車、徒歩約10分。散策を兼ねるなら徒歩も可 |
| 大阪・関西各地から電車 | 京阪本線「清水五条」下車、徒歩約25分 |
| タクシー | 参道下まで。門前通りは日中車両通行禁止のため、最後は徒歩 |
| 車 | 境内に駐車場なし。紅葉期は最寄りの市営駐車場が自家用車受入停止 |
いずれのルートでも、最後は坂を上って仁王門へ至ります。歩きやすい靴で出かけてください。

京都駅からバスで行く|206系統と観光特急
京都駅からの基本は、市バス206系統です。「五条坂」で下車し、坂を上って徒歩約10分で仁王門前に着きます。運賃は均一区間の大人230円です。
土曜・休日には、観光特急バス「楽洛ライン」という選択肢が加わります。EX100号系統(京都駅前〜五条坂〜祇園〜岡崎公園 美術館・平安神宮前〜銀閣寺前)とEX101号系統(京都駅前〜五条坂の直行便)の2系統で、停車停留所を絞っているため京都駅前から五条坂まで約10分。午前の観光時間帯は高頻度で運行されています。
運賃は大人500円・小児250円と通常の市バスより高めですが、前乗り先払いで、現金・ICカードのほか地下鉄・バス1日券も使えます(定期券・敬老乗車証などは対象外)。混雑期の土休日なら、この500円は並ぶ時間を買う投資として十分に釣り合います。
このほか、京都駅前から五条坂・祇園を経て三条京阪前へ向かう106号系統「楽洛 東山ライン」も通年で運行されています。206系統が混んでいるときの逃し手として覚えておくと便利です。
電車で行く|清水五条駅・祇園四条駅から
渋滞の影響を受けたくないなら、電車が確実です。最寄り駅は京阪本線の清水五条駅で、清水寺までは徒歩約25分。大阪方面からのアクセスでは、これが最も読みやすいルートになります。
祇園四条駅からは、市バス207系統に乗り換えて「清水道」下車・徒歩約10分。時間に余裕があれば、八坂神社や石畳の坂を抜けて歩いて向かうのも東山らしい楽しみ方です。阪急をご利用なら、京都河原町駅から同じく207系統が使えます。
タクシーで行く|降りる場所が決め手
タクシーで気をつけたいのは、清水寺の目の前までは乗り入れられないことです。門前通りは日中(8:00〜19:00)車両通行禁止のため、参道の下、バス停があるあたりで降りて坂を上ることになります。
私はいつもホテルからタクシーで参道の下まで行き、そこから歩いています。坂の両側に並ぶ店を冷やかしながら上れば、徒歩区間はむしろ参拝の助走になります。荷物が多い日や朝いちばんに動きたい日は、この方法がいちばん機動的です。

車で行く|駐車場の現実と紅葉期の受入停止
清水寺の境内に駐車場はありません。最寄りの公的駐車場は京都市清水坂観光駐車場(電話075-561-4601)で、普通車は1日1回1,600円(2026年10月時点・正月期間は特別料金)。ただし観光バス優先の運用で、収容台数も多くないため、観光シーズンは満車が常態です。
さらに重要なのが、紅葉期の受入停止です。京都市の発表によると、清水坂観光駐車場は2024年・2025年と、10月上旬から12月10日まで自家用車の駐車が終日停止されました。秋の清水寺は、車で直接乗り付ける前提を外して計画するのが現実的です。
車で京都へ入る場合は、郊外の駐車場に停めて公共交通へ乗り換えるパークアンドライドが京都市の推奨でもあります。満空・料金・受入条件は変動が激しいので、出発前に京都市の公式情報で最新状況を確認してください。
桜・紅葉シーズンの動き方

桜と紅葉の時期の清水寺は、昼も夜もいつも以上に混雑します。道路もバスも例外ではないので、この時期は「行きはバスか電車、帰りは徒歩か電車」と、往復で手段を変えるのが動きやすい組み合わせです。
秋の夜間特別拝観は終了時刻まで賑わいが続きます。夜の部の詳しい歩き方は、紅葉の記事でご案内しています。
どの坂から上がるか|清水坂と茶わん坂
境内への入山ルートは、公式に2つ。清水坂を上って仁王門前に至る道と、茶わん坂から防災道路に至る道です。五条坂のバス停から上がると、途中でこの2本に分かれます。
王道は、土産物店が軒を連ねる清水坂。賑わいごと楽しみながら上る、参道らしい道です。一方の茶わん坂は比較的落ち着いた上り坂で、車椅子の方は茶わん坂側の防災道路からのルートが案内されています。行きは清水坂、帰りは茶わん坂と使い分ければ、往復で違う東山を歩けます。
結び|アクセスの正解は「最後の坂」を楽しむこと
バスでも電車でもタクシーでも、清水寺への道は最後の坂に行き着きます。どの手段を選んでも、この上り坂だけは全員に平等です。だからこそ、靴と時間に余裕を持たせて、坂の店や街並みごと楽しんでしまうのが、いちばん賢いアクセス術だと思っています。境内の歩き方は、体験の記事でどうぞ。
迷わない拠点に泊まる|清水五条駅徒歩1分という答え
アクセスをいちばん簡単にする方法は、起点に泊まってしまうことです。京阪清水五条駅から徒歩約1分のダブルツリーbyヒルトン京都東山なら、バスにも電車にも徒歩にもすぐ乗り換えられて、朝いちばんの静かな清水寺にも歩いて向かえます。
東山エリア
もっと深く知る
- 清水寺|清水の舞台と音羽の滝へ、ご利益と四季を辿る東山の起点
- 清水寺の紅葉|夜間特別拝観の青い光と、昼に燃える境内を歩いた二日間
- 清水寺の桜|白い花に朱が映える、春だけの境内を歩く
- 清水寺の歴史|一筋の滝から始まった1250年を紐解く
基本情報|清水寺へのアクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目的地 | 音羽山 清水寺(〒605-0862 京都市東山区清水一丁目294) |
| 京都駅から | 市バス206系統「五条坂」下車 徒歩約10分(大人230円)。土休日は観光特急EX100・EX101(大人500円) |
| 四条河原町・祇園四条から | 市バス207系統「清水道」下車 徒歩約10分 |
| 最寄り駅 | 京阪本線 清水五条駅(徒歩約25分) |
| タクシー | 参道下まで。門前通りは8:00〜19:00車両通行禁止 |
| 駐車場 | 境内になし。京都市清水坂観光駐車場(普通車1日1回1,600円・紅葉期は自家用車受入停止の実績あり) |
| 情報確認日 | 2026年10月7日 |
※バスの系統・運賃・運行日、駐車場の料金・受入条件は変更される場合があります。お出かけ前に京都市交通局・京都市・清水寺の公式サイトで最新情報をご確認ください。

