楽天カードで「世界1,300ヵ所の空港ラウンジ」が使えるって本当?
空港での待ち時間を快適に過ごせる「プライオリティ・パス(Priority Pass)」。通常は年間US$469(約7万円)以上するこの特典が、実は楽天プレミアムカードを持つだけで無料で付帯します。
さらに、2024年に登場した「楽天ブラックカード」なら、より多くの空港ラウンジを無料で利用でき、ステータス性も格段にアップ。
下記の内容をわかりやすく解説します。楽天カードを作る前に、ぜひ参考にしてください。
- 楽天カードでプライオリティパスを発行する方法
- 対応カードの違い(プレミアム・ブラック)
- 利用できる空港・注意点
- どちらを選ぶべき?プレミアム vs ブラック
プライオリティパスとは?
プライオリティパスとは、世界148ヵ国・600都市・1,300ヵ所以上の空港ラウンジを利用できる会員サービスです。航空会社や搭乗クラスに関係なく、会員であれば誰でもラウンジを使えます。
利用できるラウンジには以下のような快適な設備があります。
- 無料の軽食・ドリンクサービス
- Wi-Fi完備
- 仮眠スペースやシャワー
- ビジネスブースなど
「カードラウンジ」と「プライオリティパスラウンジ」の違いを知っておこう

空港ラウンジとひとことで言っても、実は大きく分けて2種類あります。楽天ゴールドカードなどで入れる「カードラウンジ」と、楽天プレミアムカードの特典で使える「プライオリティパスラウンジ」です。
項目 | カードラウンジ | プライオリティパスラウンジ |
---|---|---|
対象カード | 楽天ゴールドカード/プレミアムカードなど | 楽天プレミアムカード/ブラックカード(プライオリティパス発行) |
利用場所 | 日本国内の主要空港中心 | 世界148ヵ国・1,300ヵ所以上の空港 |
雰囲気・サービス | 軽食・ドリンク・Wi-Fiなど簡易的 | アルコール・温かい食事・シャワー完備など豪華 |
利用対象 | 国内線・LCCでもOK(搭乗券があれば可) | 国際線中心(出国手続き後に利用) |
同伴者料金 | カードの種類によって異なる。1人まで無料の場合もある。 | プレミアムカード:有料 ブラックカード:2名無料 |
国内線中心の旅行ならカードラウンジで十分快適。
海外旅行が多い方はプライオリティパスラウンジでVIP体験が可能です。
楽天カードでプライオリティパスが付くのは「この2枚」だけ!
カード名 | 年会費(税込) | プライオリティパス | 同伴者料金 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
楽天プレミアムカード | 11,000円 | 無料発行(Priority Pass Prestige会員) | 1名あたり US$35 | 海外旅行保険・トラベルデスク充実 |
楽天ブラックカード | 33,000円 | 無料発行(Priority Pass Prestige会員) | 同伴2名まで無料 | 申込条件あり・金属製デザイン・高ステータス |
- プレミアムカード:本人のみ無料。2人目以降は有料。
- ブラックカード:本人+同伴1名まで無料。出張や家族旅行にも便利。
- どちらも「最上級ランクの会員資格(Prestige)」が無料付帯。
通常、プライオリティ・パスの最上位会員クラスのプレステージ会員は年会費 US$469なので、楽天プレミアムカードを持つだけで年会費分以上の価値がある計算になります。
楽天プレミアムカード

- 年間5回まで無料で国内ラウンジ利用可能
(6回目以降は1回あたりUS35$) - 同伴者は有料(1名:US35$)
- 海外ラウンジ(プライオリティパス)も利用可能
楽天ブラックカード

- 国内ラウンジを回数制限なしで無料利用可能
- 同伴者2名まで無料で利用可能
- プライオリティパス付帯で海外ラウンジも同伴者2名まで無料
- 招待制・高ステータスカード
利用できる空港ラウンジの一例
プライオリティパスが使えるラウンジは、国内外を問わず豊富です。たとえば以下のような空港ラウンジが無料で利用できます。
エリア | 主な空港ラウンジ |
---|---|
日本国内 | 成田・羽田・関西・中部・福岡・那覇 など |
アジア | 仁川・シンガポール・バンコク・台北・香港 |
ヨーロッパ | ロンドン・パリ・フランクフルト・ローマ |
北米・ハワイ | ロサンゼルス・ニューヨーク・ホノルル |
その他 | ドバイ・シドニー・メルボルン など |
たとえば、成田空港の「IASS EXECUTIVE LOUNGE」では、ソフトドリンクや軽食、Wi-Fi、ビール1杯無料などのサービスを利用可能です。
プライオリティパスの申し込み方法(楽天プレミアムカード・ブラックカード共通)
- 楽天e-NAVIにログイン
- 「カード付帯サービス」から「プライオリティパス申込」を選択
- 必要事項を入力して申込完了
- 約2〜3週間でカードが郵送されます
注意点:プライオリティパスは自動付帯ではありません!
必ず自分で申込手続きを行う必要があります。
利用時の注意点
- プライオリティパスカードと搭乗券の提示が必要
- 一部のラウンジは利用時間や混雑制限あり
- 同伴者無料はブラックカードのみ(プレミアムは有料)
- 更新時は毎年申込が必要
よくある質問(FAQ)
- 楽天ゴールドカードではプライオリティパスは使えますか?
-
いいえ。楽天ゴールドカードには付帯していません。プライオリティパスを無料で発行できるのは「プレミアム」または「ブラック」のみです。
- 家族カードにもプライオリティパスは付帯しますか?
-
家族カード会員は対象外です(本人カード会員のみ申込可能)。
- 同伴者は無料ですか?
-
プレミアムカードでは有料(US$35/人)。ブラックカードは2名まで無料。
どちらを選ぶべき?プレミアム vs ブラック 比較まとめ
項目 | プレミアムカード | ブラックカード |
---|---|---|
年会費 | 11,000円 | 33,000円 |
プライオリティパス | 本人のみ無料 | 本人+同伴2名無料 |
旅行保険 | 最大5,000万円 | 最大1億円 |
ポイント還元 | 1%+α | 最大1.5%+特別優待 |
ステータス性 | ◎ | ★★★★☆(金属カード・招待制) |
➡ 旅行好き・出張が多い方はプレミアムカードで十分。
➡ 家族旅行やVIP体験を重視するならブラックカードが最適です。
楽天ブラックカードの申し込み条件:招待制から条件クリア制へ
楽天カードの最高峰に位置する「楽天ブラックカード」は、以前は招待制(インビテーション)でしたが、現在は特定の条件を満たした楽天プレミアムカード会員であれば、自分で申し込むことができます。
この変更により、ブラックカードを目指すルートが明確になりました。
申し込み対象となるための2つの条件
楽天ブラックカードに申し込みいただくには、以下の2つの条件を両方満たす必要があります。
条件 | 詳細 |
---|---|
楽天プレミアムカードの保有期間 | 現在、楽天プレミアムカードを保有し、契約から12カ月以上経過していること。 |
年間カード利用金額 | 12カ月間のカード請求金額の合計が500万円以上であること。 |
申し込み対象者の判定時期
上記の条件を満たしているかどうかの判定は、年に4回(1月・4月・7月・10月)行われます。
条件をクリアした会員には、楽天カード会員専用オンラインサービス「楽天e-NAVI」上などで申し込みバナーが表示され、自分で切り替え手続きを進めることができます。
まずは「楽天プレミアムカード」の取得から
楽天ブラックカードへの道は、まず年会費11,000円の「楽天プレミアムカード」を発行するところから始まります。このプレミアムカードで、年間500万円以上の利用実績を積み重ねることが、ブラックカードへの第一歩となります。
まとめ:楽天プレミアムカードで“世界の空港ラウンジを無料体験”しよう
楽天プレミアムカードは、年会費11,000円で7万円以上のプライオリティパス特典が付く、まさに「トラベル系最強のコスパカード」。
ブラックカードは申し込み条件が厳しいですが、同伴者無料や高額補償など、ワンランク上の旅を楽しみたい人には理想的です。頑張って1年で500万円使いましょう!

