セゾンプラチナ・ビジネスとは?年会費・特典・ポイントの要点まとめ(出張向け)

出張や移動が多い人にとって、クレジットカードは「還元率」だけで決まりません。空港での待ち時間、乗り継ぎ、遅延、出張続きの疲れ——こういう場面で、座れる場所と落ち着ける環境があるかどうかで差が出ます。

このページでは、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード(以下、セゾンプラチナ・ビジネス)を検討するうえで必要な情報を、年会費/ポイント/空港ラウンジ(プライオリティ・パス)に絞って先に整理します。細かい判断(評判、年会費の元取り、マイル)はサブページで深掘りします。

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先に結論:向いている人/向いていない人

向いている人

  • 年に数回以上、空港を使う(国内・海外どちらでも)
  • 待ち時間に「座る・作業する・休む」をちゃんとやりたい
  • 仕事と生活の支払いが混ざりがちで、カードを1枚に寄せたい

向いていない人

  • 空港をほとんど使わない
  • 年会費がかかるカードは基本的に避けたい
  • 家族向け特典を最優先したい

セゾンプラチナ・ビジネス公式スペック早見表

項目セゾンプラチナ・ビジネス
年会費初年度無料/次年度以降 33,000円(税込)
追加カード年会費 3,300円(税込)
発行スピード審査結果から最短3営業日で発行可能(目安)
申込時の提出書類登記簿謄本・決算書の提出不要(案内あり)
プライオリティ・パスプレステージ相当を年会費無料で利用(会員本人は施設利用無料)
同伴者料金(PP)1名につき35米ドル(条件・制限の注記あり)
通常ポイント月間利用額に対して 1,000円ごとに1ポイント
入会後ボーナス発行月+3ヵ月間:合算利用に対して 1,000円ごとに+3ポイント(上限80万円/上限2,400pt)
海外ショッピング1,000円ごとに2ポイント(通常の2倍)※条件あり
SAISON MILE CLUB1,000円につきJAL10マイル+優遇ポイント(2,000円で1ポイント)/年会費5,500円(税込)

セゾンプラチナ・ビジネスが強いのは「空港の時間」

出張でしんどいのは、だいたいこの3つです。

  • 早く着きすぎた/遅延した(待ち時間が長い)
  • 作業したいのに、椅子と机が落ち着かない
  • 出張続きで、静かな場所で一度リセットしたい

セゾンプラチナ・ビジネスは、ここで使える武器としてプライオリティ・パス(プレステージ相当)が付いてきます。会員本人は施設利用無料、同伴者は1名35米ドルという条件です。

プライオリティ・パスの使い方については以下のページで詳細をまとめています。
プライオリティ・パス付きセゾンプラチナ・ビジネスの使い方

空港ラウンジについては以下のページで詳細をまとめています。
空港ラウンジとは?種類と使い方の違い

年会費は「空港を使う頻度」で判断する

年会費は、初年度無料で次年度以降33,000円(税込)です。 単純に判断するなら、見るべきはこれだけ。

  • 空港を使う回数(年に何回か)
  • ラウンジを使う場面があるか(早着・遅延・乗り継ぎ・作業)
  • 年会費33,000円を“出張の経費”として納得できるか

「空港を使わない」なら、どれだけ特典が多くても活かしにくいです。

ポイントは“仕組み”がある(先に押さえておきたい点)

セゾンプラチナ・ビジネスは、通常ポイントが「月間利用に対して1,000円ごとに1ポイント」です。

さらに入会後の一定期間は、合算利用に対して「1,000円ごとに+3ポイント」のボーナスがつき、上限(利用80万円/ボーナス2,400pt)も決まっています。 海外ショッピングは、1,000円ごとに2ポイント(通常の2倍)という扱いもあります(※条件・対象外の注意あり)。

そしてマイル派は、SAISON MILE CLUBを使うかどうかで設計が変わります。登録すると「1,000円でJAL10マイル」に加えて、優遇ポイント(2,000円で1ポイント)が付く形で説明されています。 このサービスは別途年会費(5,500円・税込)がかかります。

発行の目安と、申し込める人

セゾンプラチナ・ビジネスは、公式サイトで**「カード発行日:最短3営業日」**と案内されています。つまり、急ぎでカードを用意したいときでも候補に入れやすいスピード感です(※審査状況により前後・否決の可能性はあります)。

また「ビジネス」と付いていますが、カード自体は個人契約で、公式FAQでも会社員・個人事業主・経営者のいずれも申し込み可能とされています。 申し込み時の書類についても、公式FAQで決算書・登記簿謄本は不要と案内されています。

FAQ:個人でも作れる?

セゾンプラチナ・ビジネスは、個人(会社員)でも作れますか?

作れます。
カード名に「ビジネス」と付いていますが、公式FAQでは会社員・個人事業主・経営者のいずれも申し込み可能とされており、カードも個人契約として発行されます。

会社を持っていないと申し込めませんか?

会社を持っていなくても申し込み対象に含まれます。
「ビジネス専用の法人カード」というより、仕事での支払いも含めて使える設計のカードとして考えると分かりやすいです。

申し込みに登記簿謄本や決算書は必要ですか?

不要です。

学生でも作れますか?

学生・未成年は申し込み対象外です(公式の案内あり)。

会社員でも申し込めるなら、あとは 空港を使う頻度待ち時間の過ごし方が合うかどうかです。空港を使う機会がある人ほど、セゾンプラチナ・ビジネスの良さは出やすくなります。

また、セゾンプラチナ・ビジネス以外も含めて比較したい場合は、海外旅行・出張向けのカードを条件別に整理した記事も参考になります。
海外旅行・出張で使いやすいクレジットカードまとめ

まとめ

セゾンプラチナ・ビジネスは、空港を使う機会がある人に向いたカードです。プライオリティ・パスを使える場面があるなら、年会費33,000円も判断しやすくなります。

一方で、空港をほとんど使わない場合は、年会費を払う理由が見えにくくなります。

空港を使うなら、セゾンプラチナ・ビジネスは強力なカードです。空港を使わないなら、別のカードの方が合う可能性が高いです。


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