ヒルトン小田原リゾート&スパ|都心から一時間、湯と水に一日を委ねる

ヒルトン小田原リゾート&スパ|都心から一時間、湯と水に一日を委ねる

水着のまま、湯から湯へ。海を見ながら、まる一日。

東海道線の根府川駅を降りて、送迎バスで坂を上がっていきます。木立が切れた先にひらけるのは、相模湾のパノラマ。ヒルトン小田原リゾート&スパは、箱根の山々を背にした高台に広がる大型リゾートで、全163室のすべてがオーシャンビューです。都心からわずか一時間、東京駅から新幹線に乗れば小田原まで約35分という近さでありながら、敷地に入った瞬間に旅の気圧が変わります。

しかもこの一軒は、私が利用している、ヒルトンをいつでも25%OFFで予約できる会員プログラム・HPCJの対象ホテルでもあります。——湯とプールのあいだを行き来するだけで一日が終わってしまう、そんな贅沢を叶えてくれる一軒を、公式情報と滞在した人々の声をもとに、ひとつずつ紐解いていきます。後半では、この海辺のリゾートの宿泊料金がいつでも25%OFFになる方法もご紹介します。

都心から一時間で、水にひたる一日

このリゾートの性格は、ひとことで言えば「水の量」です。水着で入る屋内外10種類のプール施設「バーデゾーン」があり、天然温泉の大浴場があり、岩盤浴があり、スパがある。ひとつの敷地のなかで、水にまつわる過ごし方がこれだけ揃っている場所は、都心からこの距離ではそう多くありません。

そしてもうひとつ、この宿を選ぶ理由になるのが「滞在時間の長さ」です。バーデゾーンは宿泊客であればチェックイン前もチェックアウト後も、同じ日のうちなら何度でも無料で利用できます。チェックアウトは12時。朝に泳ぎ、部屋を引き払ってからもう一度湯に浸かって帰る、という一日の使い方が成立してしまう。泊まる時間ではなく、過ごせる時間で選ぶ宿です。

根府川の高台、相模湾にひらく敷地

小田原は、江戸時代の東海道五十三次のなかで最大規模を誇った宿場町でした。箱根の山越えを前に、旅人が身体を休めていった土地。そこに建つこのリゾートが温泉とプールを軸にしているのは、考えてみればとても自然なことです。休むために立ち寄る場所という土地の役割が、四百年を経てかたちを変えて残っている。

敷地は根府川の高台にあり、目の前には相模湾が広がります。背後には箱根の山々。海と山のあいだに挟まれたこの立地が、館内のあらゆる窓に景色を届けます。江之浦測候所までは4キロメートルほど、小田原城までは8キロメートルほど。箱根の彫刻の森美術館や芦ノ湖、大涌谷までもそれぞれ11キロメートルから13キロメートルほどの距離で、箱根観光の拠点としても使える位置にあります。

窓の向こうにいつも海がある、全室オーシャンビューの客室

客室は、ヒルトンルーム、和洋室、和洋室スイート、スイートという構成です。そのすべてが相模湾に向いていて、どの部屋を選んでも朝日の昇る海と、夜には月を映す水面を眺めることになります。全室オーシャンビューという設計は、大型リゾートでは意外に珍しいものです。

和洋室はベッドと畳のスペースを併せ持つ間取りで、靴を脱いで足を伸ばせる時間があると、滞在の緩み方が変わってきます。家族で訪れるなら、コネクティングルームの確約も用意されています。海に面した窓を開けて、潮の匂いのする風を通す。それだけで、都心から一時間しか離れていないことを忘れてしまいそうになります。

犬と泊まり、子どもと眠れるドッグフレンドリールーム

この宿には、ドッグフレンドリールームがあります。愛犬と一緒に泊まれるのは「ドッグフレンドリー・パッケージ」を予約した場合に限られ、体重18キログラムまで、2匹までという条件です。予約前には利用規約を読み、宿泊滞在同意書に記入したうえで、狂犬病とワクチン接種の証明書の写しをあらかじめ送る必要があります。手続きは丁寧ですが、それは犬と人の双方が安心して過ごすための設計でもあります。

小さな子ども連れにも心配りが行き届いています。ベビーベッドの用意があり、キッズメニューがあり、おもちゃを備えたキッズルームもあります。未就学のお子さまは、大人と同じベッドで眠るなら無料。小学生以上は大人としての予約が必要です。犬にも子どもにも扉が開かれている——それがこのリゾートの懐の深さです。

水着のまま、屋内外の水を巡るバーデゾーン

このリゾートの中心にあるのが、バーデ棟1階に広がる「バーデゾーン」です。水着を着たまま利用する屋内外10種類のプール施設で、全天候型の温水設備になっているため、雨の日でも、冬のさなかでも変わらず楽しめます。海を眺めながらの時間もあれば、屋根の下でゆっくり歩く時間もある。館内の随所には、小田原にちなんだ梅の木をモチーフにした意匠が取り入れられ、明るく開放的な空気が保たれています。

屋内には、あらゆる方向から噴水が飛び出す大きなプールと、ゆるやかに歩けるプールが並びます。屋外にはゆったりと流れるプールと、陽射しを浴びながら身を沈めるジャグジー。そこに渦流や歩行運動といった趣向の異なる浴槽が加わって、合わせて10種類。ひとつずつ移動していくうちに、身体のこわばりが順番にほどけていきます。

泳ぐ日のためのプールと、ドライとスチームのサウナ

本格的に泳ぎたい方のために、25メートルのスイミングプールも備わっています。初級から上級、ウォーキングまでコースが分かれており、宿泊客も参加できるレッスンプログラムが開かれています。アクアビクスやアクアストレッチといった水中のレッスンは、陸上の運動より関節への負担が軽く、普段運動から遠ざかっている方でも身体を動かす感覚を取り戻せるはずです。このプールを使う際は水泳帽の着用が求められます。

サウナはドライとスチームの二種類。プールと湯とサウナを行き来しながら、ときにはプールサイドのベッドに横たわって何もしない。この施設は予約が不要で、時間の制限もありません。ただし混雑時には人数制限がかかることがあります。1歳のお子さまから利用でき、100センチメートル未満の浮き輪を持ち込めるエリアも設けられています。水着や水泳帽のレンタルがあり、タオルは無料で貸し出されるため、手ぶらに近い荷物で訪れられるのも身軽です。

朝も夜も、宿泊者は無料で入れる天然温泉の大浴場

バーデゾーンとは別に、天然温泉の大浴場があります。宿泊客は無料で利用でき、岩風呂に身を沈めながら、深く息を吐く時間が待っています。日本の湯治が長く受け継いできたのは、身体を温めることで巡りを促し、心を静めていくという考え方でした。プールで身体を動かしたあとにこの湯へ向かうと、その意味が実感として伝わってきます。

宿泊するなら、朝と夜の二度は入っておきたいところです。夜は海が見えない代わりに波の音だけが届き、朝は光の入り方が刻々と変わっていく。同じ湯船でも、時間帯によってまったく違う体験になります。なお、刺青(ファッションタトゥーを含む)のある方は大浴場への入場をお断りしており、プール施設では見えないよう覆っての利用をお願いする運用になっています。

泊まらずに来る日のための、日帰りという選択

このリゾートは、宿泊しない方にも扉を開いています。バーデゾーンには日帰りの料金設定があり、夕方からの時間帯に絞った区分も用意されています。天然温泉の大浴場も外来の利用を受け付けており、公式にはバーデゾーンとランチビュッフェを組み合わせたプランや、スイーツビュッフェとセットにした日帰りプランも並びます。小田原まで足を延ばして、泳いで、湯に入って、食べて帰る。それだけで一日が満ちてしまいます。

ただ、ここには小さな逆転があります。日帰りで訪れると、バーデゾーンには料金がかかります。けれど宿泊すれば、バーデゾーンも大浴場も無料で、しかもチェックイン前からチェックアウト後まで何度でも使える。一日たっぷり遊ぶつもりで日程を組むなら、宿泊のほうが結果として身軽になることがあります。まずは日帰りで様子を見て、次は泊まりで——という順番も、この宿ならとても自然です。

整えるための午後を過ごす、スパと岩盤浴

館内には、35種類ものコースを揃えたスパがあります。身体に、心に、感覚に働きかける施術がそれぞれに用意され、豊かな自然に囲まれた環境そのものが、施術の効果を静かに支えています。プールでも大浴場でもない、誰にも触れられない一対一の時間。滞在のどこかにこの時間を挟んでおくと、旅全体の輪郭が変わってきます。

岩盤浴の施設も併設されています。湯に浸かるのとは違い、じんわりと芯から温まっていく感覚は、汗をかいたあとの軽さが格別です。プールで動き、湯で温め、岩盤浴で汗を出し、スパで整える。この四つを一日のなかで順番に巡れる宿は、そう多くありません。自分を立て直すために来る場所として、これ以上の設えはないように思います。

敷地の外へ出ないまま遊べる、ボウリングとテニス

水以外の過ごし方も、驚くほど揃っています。18ホールの天然芝のパターゴルフコース、ゴルフの練習場、屋内外のテニスコート、24時間のフィットネスセンター、そしてボウリング場を備えたヒルトン・アリーナ。敷地の外へ一歩も出ないまま、二日でも三日でも過ごせてしまう規模です。

こうした施設が揃っていることの本当の価値は、天気に左右されないことにあります。雨が降っても、風が強くても、この敷地のなかには行き先が残っている。海辺のリゾートで雨に降られたときのあの手持ち無沙汰が、ここでは起こりません。子ども連れの旅や、天候の読みにくい季節の旅ほど、この安心感は効いてきます。

一日の流れに沿って選べる、レストランとロビーラウンジ

食事の中心になるのは、ブラッセリー「フローラ」です。旬の食材を使った料理と、テーマを変えながら供されるランチとディナーのビュッフェが軸で、地元の農家から直送された野菜や、近海で揚がった魚介が並びます。相模湾のすぐそばというこの立地が、そのまま皿の上に載ってくる。

ガーデンの景色を眺めながら過ごすなら「ザ・ロビーラウンジ」があり、季節によっては庭のテラスでバーベキューも催されます。ルームサービスの用意もあるので、湯とプールで疲れきった夜に部屋から出たくない、という選択もできます。会場の数を誇るタイプのリゾートではありませんが、一日の流れに沿った選択肢は過不足なく揃っています。

かまぼこと鯵の干物で始まる、小田原の朝食ビュッフェ

朝食はビュッフェです。ここで並ぶのが、かまぼこや鯵の干物といった小田原の名産。旅先の朝にその土地のものを口にできるかどうかで、その日一日の記憶の濃さは変わってくるように思います。加えて評判が高いのが、目の前で仕上げてくれるふわふわのオムレツ。海を眺めながらの席で、そのやわらかさに出合う朝です。

前夜に湯へ入り、朝はもう一度大浴場を巡ってから、この食卓へ向かう。そういう順番で朝を組み立てられるのが、このリゾートに泊まる意味のひとつです。朝の時間を大切にしたい方は、宿泊予約の際に朝食付きプランを検討してみてください。

遊ぶための宿か、休むための宿か

バーデゾーンは家族連れで賑わい、夏休みなどの繁忙期には入場までに待ち時間が生じることもあります。大人だけの静かな滞在を思い描いてこられると、想像との差に戸惑うかもしれません。

けれど、逃げ道はきちんと用意されています。天然温泉の大浴場は水着のいらない静かな場所ですし、スパの個室も、海に向いた自分の部屋も、岩盤浴もある。賑わいのなかへ出ていく時間と、ひとりに戻る時間を交互に置けば、この規模の大きさはむしろ味方になります。混雑しやすいのは午前の遅い時間と午後の早い時間ですので、昼どきや夕方以降を狙うのも一案です。

旅の日程が決まったら|HPCJでいつでも25%OFF

国内のヒルトンを日常的に楽しむ方に、まず検討してほしいのがヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)です。日本国内のヒルトングループを対象とした有料会員プログラムで、宿泊料金が25%OFFになる「HPCJ会員限定割引プラン」を季節を問わずいつでも予約できるのが最大の魅力。ヒルトン小田原リゾート&スパもその対象ホテルです(割引プランの利用は会員本人名義の一室のみ)。年に一度の家族旅行こそ、人数分の宿泊費にこの25%が大きく効いてきます。

ヒルトンが常に25%OFF。私がHPCJ(ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン)を手放さない理由

あわせて力を発揮するのが、ヒルトン・オナーズ・アメリカン・エキスプレス・カード。保有しているだけでヒルトン・オナーズのゴールドステータスが付与され、HPCJの年会費も優遇されます。宿泊はHPCJの割引プランで賢く、滞在の質はカードのステータスで底上げする。海辺のリゾートで過ごす一日が、ぐっと現実的なものになります。

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そして部屋の確保はお早めに。愛犬と過ごすドッグフレンドリールームは室数が限られますし、家族連れのコネクティングルームも同様です。根府川駅からの送迎バスは毎日運行していますが、小田原駅からの便は平日のみで祝日や特定日は運休となりますので、到着日の曜日と合わせて確認しておきましょう。

会員プログラムには入らず、今回の一泊を総額で選びたい場合は、予約プラットフォームの使い分けが効いてきます。同じ客室でも、楽天トラベル・一休・Yahoo!トラベルでは掲載されるプランと総額が違ってくるためです。

  • 楽天トラベルは楽天ポイントを貯めて使える
  • 一休は上質な宿に絞った掲載とタイムセール(編集部おすすめ)
  • Yahoo!トラベルはPayPayとの連携が持ち味

普段お使いのポイント経済圏に合わせるのがいちばん無駄がありません。会員ランクや開催中のセールによって還元も変わりますので、三つを横に並べて総額で見比べるのが確実です。

夏休みと連休、そして紅葉の頃の箱根とあわせた週末は、早い段階から選択肢が細っていきます。日程が固まったら、その日のうちに。

結び|自分をほどきに行く、一時間の距離

遠くへ行くことが旅の値打ちだと思っていた頃が、私にもありました。けれど都心から一時間の海辺に、湯とプールとサウナと岩盤浴が並んでいて、朝には小田原のかまぼこが待っている。それを知ってしまうと、旅の距離という考え方そのものが少し変わってきます。

何かを見に行くのではなく、自分をほどきに行く。そういう一泊のために、この高台はずっとそこにあります。答えはもう見えているのではないでしょうか。

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アクセス|ヒルトン小田原リゾート&スパ

最寄り駅はJR東海道本線の根府川駅で、ホテルとのあいだに送迎バスが運行しています。小田原駅からの送迎バスもありますが、こちらは平日のみの運行で、祝日と特定日は運休となります。到着日が土日祝にあたる場合は根府川駅を使う計画にしておくと確実です。時刻表と詳細はホテルへ直接お問い合わせください。

東京駅から小田原駅までは新幹線でおよそ35分。都心からはおよそ一時間、大阪方面からもおよそ2時間の距離です。お車の場合は326台を収容する駐車場が無料で用意されており、電気自動車の充電設備も敷地内に備わっています。羽田空港からはおよそ70キロメートル、成田空港からはおよそ130キロメートルの位置です。

基本情報|ヒルトン小田原リゾート&スパ

項目内容
名称ヒルトン小田原リゾート&スパ
所在地〒250-0024 神奈川県小田原市根府川583-1
電話番号0465-29-1000
客室数163室(全室オーシャンビュー/ヒルトンルーム・和洋室・和洋室スイート・スイート・ドッグフレンドリールーム)
チェックイン/チェックアウト15:00/12:00
ウェルネスバーデゾーン(屋内外10種のプール・25メートルスイミングプール・ジャグジー・ドライサウナ・スチームサウナ)、天然温泉大浴場、岩盤浴、スパ
アクティビティパターゴルフ18ホール、ゴルフ練習場、屋内外テニスコート、フィットネスセンター、ヒルトン・アリーナ(ボウリング)
ダイニングブラッセリー フローラ、ザ・ロビーラウンジ、ガーデンテラス バーベキュー(期間限定)、ルームサービス
ペット犬のみ・体重18キログラムまで・2匹まで(ドッグフレンドリー・パッケージ予約時のみ/同意書と接種証明書の提出が必要)
喫煙全室禁煙(電子・加熱式を含む)
駐車場326台・無料(電気自動車充電設備あり)
送迎根府川駅(毎日)/小田原駅(平日のみ・祝日と特定日は運休)

> ※館内施設・客室・ダイニング等の情報は、ホテル公式サイトおよび公式発表に基づきます(2026年7月時点)。料金・営業時間・イベント開催日程は変更となる場合があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。

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