— 千年の都で、いちばん贅沢な「何もしない」を。
観光名所をいくつ巡るより、ただ美しい部屋で静かに過ごす一日が、いちばんの贅沢に思える時があります。庭を眺め、温泉に身を沈め、季節のお菓子をひとつ。京都という街は、忙しい私たちに「立ち止まること」の豊かさを、そっと教えてくれます。
次の旅は、予定を詰め込まないことから。気心の知れた親友と、大切な人と、あるいは自分自身へのご褒美に。古都の真ん中で、誰にも邪魔されない「私だけの時間」を始めましょう。
京都でホカンスを|名所を巡るより、ただ美しく過ごす。

京都ほど「ホテルにこもる」が似合う街は、ないかもしれません。一歩外に出れば千年の歴史が息づいているからこそ、あえて出かけずに過ごす時間が、ことさら贅沢に感じられます。
坪庭を望む部屋で和菓子と抹茶をいただき、街なかの天然温泉で旅の疲れをほどき、夕暮れには鴨川のせせらぎに耳をすます。観光の合間ではなく、ホテルでの滞在そのものを、旅の目的に。それが、京都のホカンスです。
女性に愛される、京都のホカンスホテル
静けさに包まれること。和の美しさに、心が整うこと。そして、何度でも写真に収めたくなる可憐さがあること。女性が「また訪れたい」と願う京都のホカンスを、編集部が実際に滞在して選びました。
ザ・リッツ・カールトン京都

鴨川のせせらぎを枕に、東山三十六峰を望む——京都におけるラグジュアリーの極み。日本庭園を館の中心に据え、京町家や数寄屋の意匠を随所に織り込んだ空間は、ホテルというより、もてなしの行き届いた京の邸宅のよう。クラブラウンジでの優雅なひととき、静謐なスパでの寛ぎ、そして窓の外をゆく鴨川の流れ。何もしないままに、五感が満ちていく一日です。
ザ・リッツ・カールトン京都|鴨川のほとりで過ごす、京の邸宅のようなステイレビュー
HOTEL THE MITSUI KYOTO

二条城の真向かいという特等地に、三百年続いた三井家の記憶を受け継ぐラグジュアリー。市中にいることを忘れる静謐な庭と、京都の中心で天然温泉に浸かれる贅沢が魅力です。「都市の自然」と名づけられたサーマルスプリングで肩の力をほどき、貸切のプライベート温泉で特別な時間を。何もしない一日が、これ以上なく満たされていきます。
HOTEL THE MITSUI KYOTO|二条城前で過ごす、三井家ゆかりの極上ステイ
ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts

喧騒から少し離れた洛北・鷹峯の山あいに佇む、ヒルトン系ラグジュアリーブランド「LXR」のリゾート。京都の中心とは思えない、緑にいだかれた静けさが広がります。せせらぎを望むインフィニティエッジのプールや、自然の恵みを生かしたスパで、心も体もゆるやかにほどけていく。都会を忘れ、ただ自然と向き合う、大人のためのリトリートです。
ROKU KYOTO|鷹峯の自然に抱かれる、洛北のラグジュアリーリゾートレビュー
フォションホテル京都

フランス・パリ生まれの美食ブランド「フォション」による、とびきり可愛いホテル。烏丸・四条の中心にありながら、扉の向こうはエレガントなパリジェンヌの世界です。シグネチャーのピンクに彩られた空間、こだわりのパティスリー、そして客室で楽しめる甘いおもてなし。乙女心がときめく瞬間を、何度でも写真に残したくなります。
フォションホテル京都|パリの美食に包まれる、可愛いを極めたステイレビュー
ヒルトン京都

2024年、京都の中心部に誕生した、ヒルトンの洗練された新しいホテル。和のエッセンスをまとった上質な空間と、隅々まで行き届いたおもてなしで、観光の拠点にも、こもって過ごすご褒美ステイにもふさわしい一軒です。新しいホテルならではの快適さで、京都の旅をやさしく支えてくれます。
ヒルトン京都|京都の中心で過ごす、洗練のニューラグジュアリーレビュー
モクシー京都

肩の力を抜いて、京都を遊び尽くしたい日に。バーカウンターでのチェックインから始まる、マリオット系「モクシー」ならではの自由な空気。遊び心あふれるデザインの空間は、それだけで気分を上げてくれます。等身大でカジュアルに、でもどこか京都らしい上質さも忘れない。気の置けない友との女子旅にぴったりのステイです。
モクシー京都|遊び心あふれる空間で楽しむ、カジュアルステイレビュー
ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸

四条烏丸の便利な立地に佇む、軽やかで心地よいホテル。観光にもショッピングにもアクセス抜群でありながら、一日の終わりにはほっと帰りたくなる安心感があります。背伸びをしすぎない、けれど満ち足りた京都のステイを求める女性に、ちょうどいい一軒です。
ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸|街なか拠点に心地よいステイレビュー
話題の新規開業|次に泊まりたい、京都の新しい憧れ
「泊まって良かった」と心から言える場所を、編集部はこれからも実際に足を運んで綴っていきます。古都にいま続々と生まれる、話題の新しいラグジュアリー。まだ滞在は叶っていませんが、期待を込めてご紹介します。
帝国ホテル 京都

2026年3月、祇園の花見小路に開業したばかりの、帝国ホテル待望の京都進出。約90年の歴史を刻む登録有形文化財「弥栄会館」を保存・再生した、全55室のスモールラグジュアリーです。城郭を思わせる優美な外観をそのままに、祇園甲部歌舞練場や花街の風情を望む特別な滞在。30年ぶりの新規ホテルとして、いま京都で最も注目を集める一軒です。
シックスセンシズ京都

2024年、東山・京都国立博物館の隣に日本初上陸した、自然派ラグジュアリーの先駆け。ウェルネスとサステナビリティを核に、五感をやさしく満たす空間が広がります。男女別の温浴施設や屋内プールを備えたスパで、心身を深く整える時間を。都市にいながら自然とつながる、新しいかたちの滞在です。
カペラ京都

2025年、東山の元・新道小学校跡地に誕生した、カペラホテルグループ日本初進出のラグジュアリー。建築デザインを手がけたのは隈研吾。スイートを含む全92室の上質な空間と、行き届いたパーソナルなおもてなしで、特別な滞在を約束します。
デュシタニ京都

2023年、西本願寺の門前町に開業した、タイ発「デュシット」の日本初進出ホテル。日本建築の美と優雅なタイのホスピタリティが溶け合う空間で、ミシュランの星に輝くシェフが手がけるタイ料理や、古代タイの伝統を受け継ぐスパが楽しめます。異国情緒と京都らしさが、心地よく交わる一軒です。
憧れの定番ラグジュアリー|いつか泊まりたい、京都の名門
新しさだけが、ホカンスの主役ではありません。長く愛され、京都という街に根づいてきた名門もまた、一度は身を委ねてみたい憧れです。
フォーシーズンズホテル京都

東山・妙法院のほとりに、800年の歴史を持つ池泉庭園「積翠園」を抱くフォーシーズンズ。喧騒を忘れる水辺の景色と、隅々まで行き届いたおもてなしは、現代ラグジュアリーの到達点のひとつ。京都の真ん中で、静寂と美しさに包まれる滞在です。
翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都

嵐山・渡月橋にほど近い大堰川のほとりに佇む、マリオット系「ラグジュアリーコレクション」。四季折々に表情を変える嵐山の自然を借景に、京の風情に満ちた滞在が叶います。紅葉や桜の季節には、ここでしか味わえない絶景が広がります。
パークハイアット京都

高台寺と二年坂のすぐそば、東山の風情あふれる石畳の高台に建つパークハイアット。八坂の塔を望むロケーションと、洗練を極めた上質な空間で、京都らしい趣と都会的な快適さを兼ね備えた滞在を楽しめます。
趣のステイ|京都ならではの、町家と源泉と名建築
京都だからこそ出会える、町家や源泉、歴史的建築を生かした個性豊かな宿も。ホテルとはひと味違う、古都の趣に包まれるステイをご紹介します。
SOWAKA(そわか)

祇園・下河原の石畳に佇む、築約90年の元お茶屋を生かした町家ラグジュアリー。京の風情を色濃く残す数寄屋の意匠と、現代的な快適さが調和した、隠れ家のような空間です。祇園の中心にありながら静かに過ごせる、大人のためのステイです。
ホテル長楽館

円山公園のほとり、1909年に「煙草王」村井吉兵衛が迎賓館として建てた洋館を受け継ぐ、わずか数室の特別な宿。きらめくシャンデリアや精緻な装飾に彩られたクラシカルな空間は、まるで時を超えたかのよう。歴史と物語に包まれて過ごす、唯一無二のステイです。
ザ・ホテル青龍 京都清水

清水寺へと続く坂のたもと、昭和初期に建てられた元・清水小学校を生かしたデザインホテル。懐かしさと新しさが同居する空間と、東山の街並みを一望するルーフトップバーが魅力です。清水の風情を間近に感じながら過ごす、特別な夜を。
ふふ 京都

南禅寺にほど近い岡崎の地に佇む、温泉とアートに彩られた寛ぎの宿。随所に作品が配された静謐な空間で、湯浴みとともに心からくつろぐ時間を。喧騒から離れて静かに過ごしたい大人の女性にふさわしい、隠れ家のようなリトリートです。
四条河原町温泉 空庭テラス京都/別邸

四条河原町のど真ん中で、地下から湧く自家源泉の天然温泉を楽しめる「新しい日本の宿」。最上階の天空露天風呂や、鴨川と東山を見晴らすルーフトップ「空庭テラス」で、繁華街にいることを忘れる非日常を味わえます。全室に源泉露天風呂を備えた「別邸」なら、誰にも邪魔されないプライベートな湯浴みが叶います。
個性派|ちょっと変わり種、でも忘れられない2軒
最後に、ちょっと趣の異なる、でも忘れがたい個性派を2軒。「好き」が刺さる人にはたまらない、特別なステイです。
梅小路ポテル京都

京都鉄道博物館や水族館にほど近い、梅小路公園のそばに建つ、肩肘張らないカジュアルなホテル。うれしいのは、館内のフリードリンクと、なんと銭湯併設という遊び心。気軽に、でも京都を満喫したい旅にぴったりの一軒です。
丸福樓

かつて任天堂の旧本社だった社屋を生かした、全18室のデザインホテル。歴史ある建物に新たな棟が寄り添い、ノスタルジーと洗練が同居する唯一無二の空間に。ゲーム文化のルーツに思いを馳せながら過ごす、特別な滞在です。
結び|古都の静けさに、私を還す。
名所をいくつ巡ったかではなく、どれだけ心ほどけたか。それが、京都の旅のものさし。頑張った自分をいたわるために、次の週末は予定を空けて、ただ美しい一室へ。
あなたの「今」を、古都のやさしい時間に預けて。
東京や大阪のホカンス、気分別のスタイルからも選びたい方は、私を甘やかす、最上級ホテルステイ特集もどうぞ。

