空港から7分、太古の海が湧く湯へ。那覇で温泉もプールも欲張る。
那覇空港を出て、那覇うみそらトンネルをくぐり抜けると、視界が一気に開けます。西海岸道路の向こうに広がる海の気配。車でわずか7分ほど、かつて琉球王国の時代に交易船を見送った三重城(みーぐすく)にほど近い那覇市西に建つのが、ロワジールホテル 那覇です。
掲げるコンセプトは「心と身体を解きほぐす至福のヒーリングリゾート」。沖縄では希少な天然温泉と、季節を問わず楽しめる屋内外のプールを備え、那覇市最大規模となる551室の客室が旅人を迎えます。
——飛行機を降りてすぐ、「休むモード」に切り替わる。そんな滞在を叶えてくれる一軒を、公式情報と滞在した人々の声をもとに、ひとつずつ紐解いていきます。
空港から7分の「目的地」|このホテルを選ぶ理由

都市の利便性と、リゾートの解放感。ロワジールホテル 那覇の魅力は、本来なら相反するこのふたつを、空港から7分の場所で両立させていることに尽きます。観光の拠点としても、ホテルそのものを楽しむ滞在としても、懐深く受け止めてくれる懐の深さ。旅の初日から最終日まで、どの一日を任せても応えてくれます。
そして何より、このホテルには「拠点」という言葉だけでは語り尽くせない核があります。地下から湧く天然温泉、蝶のかたちのプール、焼きたてのパンの香り。移動の疲れを引きずったまま観光へ走り出すのではなく、まず湯に浸かって身体をほどいてから沖縄を始める——そんな旅の設計を可能にしてくれる一軒です。
三つのスタイル|本館・イースト館・スパタワーという選択肢

まず知っておきたいのが、この場所には「ロワジール」の名を冠する三つの滞在スタイルがあること。シティリゾートの中核となる「ロワジールホテル 那覇(本館)」、本館に隣接しリーズナブルに泊まれる別館「イースト館」、そしてワンランク上のヒーリングステイを掲げる「ロワジール スパタワー 那覇」です。
予約の際に迷いやすいポイントですが、それぞれの性格を知れば選び方は明快です。家族やグループでプールも温泉も楽しみ尽くすなら本館、宿泊費を抑えて那覇の街歩きを主役にするならイースト館、静けさと温泉・スパを深く味わう大人の滞在ならスパタワー。この記事では、本館とイースト館を中心にご案内していきます。
本館|那覇市最大規模、551室のシティリゾート

本館は、屋内外プールに天然温泉、多彩なレストランと充実の施設を備えた、那覇市最大規模を誇る551室のシティリゾートです。館内に一歩入れば、コンビニエンスストアやお土産の揃うショッピングプラザ、パン屋まで並び、ひとつの街のような賑わいがあります。
雨の日でも、猛暑の日でも、ホテルから一歩も出ずに一日が完結する。この「全部が館内にある」安心感こそ、本館最大の魅力です。子ども連れの家族旅行から、三世代の沖縄旅、観光を終えて最終日を過ごす前泊・後泊まで、どんな旅のかたちにも応えてくれる懐の深さがあります。
客室|くつろぎのゲストルームと、最上階のプレミアムカテゴリー

客室は多彩なタイプが揃い、広々とした空間でシティリゾートらしいやすらぎの時間を過ごせます。ファミリーやグループでの利用にも対応し、旅の人数や過ごし方に合わせて選べる柔軟さが持ち味です。
なかでも注目したいのが、最上階に用意されたプレミアムカテゴリールーム。窓の外に那覇の港町の景色が広がる特別なフロアで、ゆったりとした滞在を楽しめます。客室タイプの詳細や眺望は予約時期により選択肢が変わるため、公式サイトの客室ページで最新の情報を確かめて選ぶのがおすすめです。
イースト館|ミニマムに泊まり、那覇を遊び尽くす

本館に隣接する別館「イースト館」は、ミニマムな旅におすすめの選択肢。リーズナブルな料金で、那覇の旅を満喫できます。宿泊はシンプルに、その分を食事や観光、アクティビティに回したい。そんな旅の組み立てに応えてくれる存在です。
イースト館に泊まりながら、本館の温泉やプール、レストランを利用する動線も魅力のひとつ。公式サイトでは本館からイースト館への行き方が動画で案内されるなど、二つの館はひと続きの滞在圏として設計されています。「本館と別館、どちらにするか」は、旅の予算と過ごし方次第。どちらを選んでも、ロワジールの施設力は変わらず味方につけられます。
スパタワーとの違い|静けさを求めるなら、もうひとつの塔へ

同じ敷地に建つ「ロワジール スパタワー 那覇」は、沖縄の自然をモチーフにした落ち着きある客室と、天然温泉、スパトリートメントを備えたヒーリングリゾート。本館が「家族で楽しむ賑やかなシティリゾート」だとすれば、スパタワーは「心身を整える大人の静養地」という性格です。
スパタワーには専用の温泉「海人の湯」があり、本格サウナと海風を感じる外気浴が揃います。さらに「WORLD LUXURY SPA AWARDS 2025」を受賞したスパ「CHURASPA(ちゅらスパ)」も、スパタワー側の施設。賑やかさよりも静けさを、遊びよりも回復を求める滞在なら、スパタワーが答えになるはずです。ふたつの塔の使い分けを知っておけば、同じ場所への旅が、まったく違う表情を見せてくれます。
三重城温泉 島人の湯|約800万年前の海が、いまここに湧く

本館2階の「三重城温泉 島人の湯(しまんちゅのゆ)」は、このホテルの心臓部といえる存在です。地下1,200メートルから湧き出す源泉は、約800万年前の海水が地中に閉じ込められた「化石海水」を含む、沖縄では希少な天然温泉。肌に付着した塩分が汗の蒸発を防ぎ、湯上がりも身体の芯からぽかぽかと続く「あたたまる温泉」として親しまれています。
色彩豊かなアートのような浴場空間で、太古の海の恵みに身体を沈める時間。観光で歩き疲れた足を、飛行機での移動でこわばった肩を、塩の湯がゆっくりとほどいていきます。シャワーだけで済ませてしまいがちな沖縄旅の夜に、「ちゃんと整う」場所があること。それがこのホテルを選ぶ、いちばん静かで確かな理由かもしれません。
日帰りでも、チェックイン前でも|温泉を味わい尽くす

嬉しいことに、三重城温泉は宿泊者でなくても日帰り入浴が可能です。島人の湯(本館)と海人の湯(スパタワー)のどちらも外来利用を受け付けており、日帰り利用にはお得な事前購入のデジタルチケットも案内されています。那覇観光の合間に温泉だけ立ち寄る、という使い方もできるのです。
さらに宿泊者には、チェックイン前から温泉・プール施設を利用でき、チェックアウト当日も午前11時まで楽しめるという公式の案内があります。到着日は部屋に入る前にひと風呂、最終日は朝湯で締めくくる。滞在の最初から最後まで、湯とともにある旅を組み立てられます。受付時間や料金は変動する場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
プール|蝶が羽を広げる屋外プールと、通年の屋内クアプール

蝶々が羽を広げたかたちの屋外プールは、小さなお子様に人気の遊び場。春から秋にかけての営業期間中、沖縄の青空の下できらめく水面が広がります。子ども用アームリングの用意や、プールサイドにビニールプールを出してもらえる乳幼児向けの配慮など、家族での利用を支える体制も整っています。
そして雨の日の救世主が、天然温泉を利用した屋内クアプール。タラソテラピー効果でストレス解消も期待できるとされ、季節や天候を問わず一年中楽しめます。屋外で遊ぶ日も、屋内で癒される日も、水との付き合い方を選べる二段構え。営業期間・時間は年度により変わるため、訪れる前に公式サイトの最新案内を確かめておくと安心です。
オールデイダイニング フォンテーヌ|昼も夜も、食の中心

本館1階の「フォンテーヌ」は、朝だけでなく一日を通してこのホテルの食の中心です。和洋中のシェフのこだわりがつまったビュッフェが名物で、ランチビュッフェではミルクの香りやさしい「みるくパン」が人気者。地元の方々がランチ目当てに訪れるほどの充実ぶりです。
ランチやディナーには季節ごとのグルメフェアが開催され、鉄板焼きのライブ感やカスタムメニューなど、訪れるたびに違う楽しみが待っています。旅の一食を任せて間違いのないダイニングです。
琉球ダイニング 花風|「ぬちぐすい」を味わう

琉球ダイニング「花風(はなふう)」は、沖縄に古くから伝わる「ぬちぐすい(命の薬)」の考えを大切に、琉球料理と本格中華の技が重なる一軒です。ランチには沖縄県産食材を活かしたコースやフェアが登場し、地産の恵みを丁寧に味わえます。
食は身体を整える薬でもある——その思想が貫かれた料理は、ヒーリングリゾートを掲げるこのホテルの性格と美しく響き合います。観光の合間に、静かな食事の時間を差し込みたい日の答えになる場所です。
パピヨンとプラネート|プールサイドの夜と、港を望むバー

夏の夜の主役は、プールサイドの「サンセットテラス パピヨン」。移りゆく夕空と夜風を感じながら楽しむバーベキューは、リゾートステイの醍醐味です。ホテルにいながら、沖縄の夜の空気を全身で味わえるロケーション。家族連れにも嬉しいメニュー構成で、賑やかな夜が更けていきます。
一方、しっとりとした夜を求めるなら、最上階で那覇港を望む「バー プラネート」へ。港の灯りを眼下に、ウイスキーやカクテルを傾ける時間は、昼間の賑わいとは別の顔をこのホテルに与えています。子どもたちが寝静まったあと、夫婦でそっと抜け出して一杯。そんな使い方も似合うバーです。
ブレ・ド・オール|「西町のパン屋」という小さな幸せ

本館1階の「ブレ・ド・オール」は、地元で「西町のパン屋」として親しまれるベーカリー。沖縄県産バナナのオムレットやプレミアムフルーツサンドなど、数量限定の商品が並ぶ日もあり、ホテルのゲストだけでなく近隣の人々も足を運びます。
朝、焼きたてのパンを買ってガーデンで頬張る。午後のドライブのお供に、フルーツサンドを持ち出す。ホテル館内にありながら、暮らしの延長のような親しみやすさをまとったこの店は、滞在に小さな幸せを差し込んでくれる存在です。
朝食|ビュッフェの朝か、御膳の朝か

このホテルの朝は、ふたつの会場から選べます。ひとつは、オールデイダイニング「フォンテーヌ」の朝食ビュッフェ。出来立てのオムレツをはじめ種類豊富な料理が並び、ベーカリーシェフが毎日焼き上げるパンの香りが会場を満たします。家族それぞれが好きなものを好きなだけ、賑やかに始める朝にぴったりの選択です。

もうひとつが、琉球ダイニング「花風」の御膳の朝。沖縄伝統料理の粋を集めた「がんじゅー琉球御膳」と、身体の芯から温まる「食養中華粥御膳」が用意され、ミヌダルやドゥルワカシー、クファジューシーといった琉球の味に、一皿ずつ静かに向き合えます。賑わいの朝か、整いの朝か。連泊なら両方を試して、旅の記憶を重ねてみてください。提供方法や利用条件は変わる場合があるため、詳細は公式サイトでご確認ください。
家族にやさしいホテル|赤ちゃん連れの沖縄旅も、安心して

このホテルの真骨頂は、子ども連れへのきめ細かなおもてなしにあります。ベビー用のレンタルグッズやマタニティグッズの貸出、レストランでの離乳食の無料提供(事前連絡制)、哺乳瓶消毒用の電子レンジの設置、1階コンビニエンスストアでの紙おむつ販売まで、赤ちゃん連れの旅を支える体制が公式に整えられています。
プールでは水遊びオムツ着用で乳幼児も利用でき、24時間使えるコインランドリーは洗剤自動投入型で手ぶら利用が可能。「子連れの沖縄旅行はホテル選びがすべて」とはよく言われますが、その答えのひとつが、間違いなくここにあります。
過ごし方|ホテルで完結する日と、街へ出る日と

このホテルの過ごし方は、大きく二つの顔を持ちます。ひとつは、温泉・プール・レストラン・ショップが揃う館内で一日を完結させる「おこもり」の日。もうひとつは、ゆいレールやタクシーで国際通りや首里城方面へ繰り出す「街歩き」の日。空港から近い立地は、旅の初日と最終日を有効に使う前泊・後泊の拠点としても抜群です。
一方で知っておきたいのは、このホテルが静寂を売りにするスモールラグジュアリーではなく、家族連れで賑わう大型シティリゾートだということ。館内には子どもたちの楽しげな声が響き、ビュッフェ会場は活気に満ちています。その賑わいごと楽しむ心持ちで訪れれば、期待を裏切られることはないはずです。静けさを最優先するなら、隣のスパタワーという選択肢が用意されているのですから。
旅の日程が決まったら

予約の第一歩は、三つのスタイルから自分の旅に合う館を選ぶこと。プールと温泉を家族で楽しむなら本館、費用を抑えるならイースト館、静養ならスパタワーという整理を思い出してください。本館なら、最上階のプレミアムカテゴリールームは数が限られるため、港の景色を望む滞在を狙うなら早めの指名が賢明です。
日程が決まったら、屋外プールの営業期間と重なるかを公式サイトで確認しておきましょう。通年の屋内クアプールと温泉があるため季節を問わず楽しめますが、蝶のプールで遊ぶ夏の計画なら時期が肝心です。当日は、チェックイン前から温泉・プールを使える宿泊者向けの案内を活用して、到着した瞬間から「休むモード」を始めてください。
結び|空港から7分で、心と身体がほどけていく

飛行機を降りて、わずか7分。トンネルを抜けた先に、太古の海が湧く温泉と、蝶のかたちのプールと、焼きたてのパンの香りが待っている。ロワジールホテル 那覇は、沖縄旅行の「拠点」という言葉だけでは語り尽くせない、それ自体が目的地になりうるヒーリングリゾートです。
観光に走り回る旅もいい。けれど、化石海水の湯に浸かり、家族の笑い声に包まれて、何も予定のない午後を過ごす旅も、同じくらい豊かなもの。心と身体を解きほぐす那覇の滞在の答えは、もう見えているのではないでしょうか。

那覇のおすすめホテル
アクセス|ロワジールホテル 那覇
那覇空港からは、車で約7分(那覇うみそらトンネル〜西海岸道路経由)。ゆいレールなら「旭橋」駅で下車し、徒歩約15分です。ホテルによる送迎は行っていないため、タクシーやレンタカー、公共交通機関の利用が前提となります。タクシーは配車アプリの活用も公式に案内されています。
駐車場は立体駐車場・第一駐車場・第二駐車場があり、事前予約は不要。宿泊者は1泊単位の料金で滞在中の出し入れが自由にでき、精算はチェックアウト時にまとめて行えます。最新の料金・運用は公式サイトでご確認ください。
基本情報|ロワジールホテル 那覇

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | ロワジールホテル 那覇 |
| 所在地 | 沖縄県那覇市西3-2-1 |
| 客室数 | 全551室(本館・那覇市最大規模) ※隣接して別館イースト館あり |
| チェックイン | 15:00 ※プランにより異なる場合あり |
| チェックアウト | 11:00 ※プランにより異なる場合あり |
| 温泉 | 三重城温泉 島人の湯(本館2階・日帰り入浴可) ※スパタワーに海人の湯あり |
| プール | 屋外プール(季節営業)、屋内クアプール(通年) |
| レストラン | オールデイダイニング フォンテーヌ、琉球ダイニング 花風、サンセットテラス パピヨン、バー プラネート、ブレ・ド・オール |
| 駐車場 | 有料(1泊1台1,800円・出し入れ自由・予約不要) |
| 喫煙 | 喫煙フロアあり(喫煙室=本館1階・別館1階。バルコニーは全室禁煙) |
| 運営 | ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ |
※館内施設・客室・ダイニング等の情報は、ホテル公式サイトおよび公式発表に基づきます(2026年7月時点)。料金・営業時間・イベント開催日程は変更となる場合があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。

