部屋の露天風呂に、温泉が届いている。それだけで、この森を選ぶ理由になる。
東京から新幹線でおよそ70分。旧軽井沢の賑わいから少し離れた中軽井沢の森に、軽井沢マリオットホテルは建っています。ホテルの顔であるメインウイング、全室に温泉が付いたノースウイング、愛犬と泊まれるドッグ対応コテージ——性格の違う3タイプの宿泊棟・全142室が、緑の敷地に静かに収まっています。
華やかなリゾートというより、森に混ざって時間を過ごすための一軒です。湯に浸かり、グリルの食卓を囲み、翌朝は鳥の声で目を覚ます。「時の流れをスローにする旅」と公式が掲げるとおり、予定を手放すほどに深く休める場所。その過ごし方を、一次情報をもとに紐解いていきます。
旧軽井沢の賑わいから、少し離れるという選び方

軽井沢の宿選びは、つい旧軽銀座やアウトレットへの近さで考えてしまいます。けれど、この街に「休みに来る」のであれば、少し離れることにこそ価値があります。
軽井沢マリオットホテルが建つのは、閑静な中軽井沢エリア。窓の外は森で、聞こえるのは葉音と野鳥の声です。街の賑わいへは出かけて行き、帰ってくる場所は静かな森のなか。この距離感が、滞在の質を静かに上げてくれます。
そしてもうひとつの理由が、温泉です。国際ブランドのホテルでありながら、大浴場と客室の両方に本物の温泉を引いている。リゾートの洗練と、日本の旅の醍醐味である湯。そのふたつを一度に手に入れられるのが、この一軒です。
木の温もりに包まれて、何もしない午後を過ごす客室

旅先の部屋に求めるものは、案外シンプルです。窓の外に緑があって、空間に余白があって、急かされない。それだけで、都会で張りつめていた肩の力は抜けていきます。
本館にあたるメインウイングの客室は、木の温もりにあふれた洋室を中心とした全76室。木立をモチーフにしたアートワークと爽やかな内装が、窓の外の緑と響き合います。スーペリアルームをはじめ、和と洋が融合した70平米超えのスイートルームまで、旅のかたちに合わせて選べる構成です。
2026年6月には、和と洋の要素を共存させた新客室「和洋室」も誕生しました。靴を脱いで足を伸ばしたい滞在なら、この新しい選択肢も候補に入れてみてください。
部屋の露天風呂に温泉が届く、ノースウイングの客室

大浴場の湯は好きだけれど、時間を気にせず、誰にも会わずに浸かりたい。その願いをそのまま叶えてくれるのが、ノースウイングです。

「軽井沢の森の暮らし」をテーマにした2階建ての棟は、全室に温泉が付いた客室だけで構成されています。1階は温泉露天風呂とプライベートガーデン付き、2階は緑を望む温泉ビューバス付き。夜風に当たりながら湯に沈むか、窓越しの緑を眺めながら浸かるか。どちらの湯浴みも、部屋着のまま叶います。
目が覚めたらまず湯に浸かり、夜は眠る直前まで湯にいる。温泉を滞在の主役にするなら、迷わずノースウイングを指名してください。

さっぱりとぽかぽか、ふたつの源泉を入り比べる湯

このホテルの温泉には、贅沢な特徴があります。ひとつの敷地で、性格の違うふたつの源泉に出会えることです。
メインウイング地下1階の温泉大浴場・露天風呂に引かれているのは「小瀬温泉」。アルカリ性単純温泉で、美肌の湯とも呼ばれ、湯上がりがさっぱりとして、動いた日の締めくくりに向いています。営業は朝5時から10時、午後15時から24時までと幅広く、早朝の澄んだ空気のなかの朝風呂も叶います。
もうひとつがノースウイングの客室だけで楽しめる「塩沢温泉」。熱の湯と呼ばれる保温効果に優れた塩分の多いお湯で、身体を芯からあたためてくれます。その日の体調に合わせて入り比べる楽しみは、温泉地のホテルでもなかなか出会えないものです。なおタトゥーのある方の大浴場利用には条件がありますので、詳細は公式サイトでご確認ください。
湯のあとに、手のひらの温度を重ねるスパ

湯で身体をゆるめたら、その先の休息に手を伸ばしてみてください。館内には「庵スパ KARUIZAWA」があり、限定のシグネチャーメニューをはじめとしたトリートメントが用意されています。
温泉で温まった身体に、専門の手のひらの温度が重なっていく時間。遊びの予定をひとつ手放してでも、この静かな午後には価値があります。メニューや予約の詳細は、滞在前に公式サイトでご確認ください。
午後のグラスを傾けて、森の時間に混ざるラウンジ

チェックインを済ませたあとの、夕食までの数時間。この「何でもない時間」の質が、リゾートの満足度を決めます。
ロビー階の「Grill & Dining G」にはラウンジエリアがあり、11時から22時まで、カフェやスイーツ、グラスを傾ける時間に寄り添ってくれます。長野が誇るワインのセレクションもこのホテルの持ち味で、ソムリエが選ぶテイスティングセットが季節ごとに登場することも。森を眺めながらの一杯は、それだけで軽井沢に来た意味になります。
なお、こちらは宿泊者専用のクラブラウンジではなく、どなたでも利用できるダイニングのラウンジです。ラウンジの営業内容は季節で変わるため、最新のメニューは公式サイトでご確認ください。
信州の食材を、炎の香りごといただく夜

軽井沢の夜は、静かです。だからこそ、食卓には少しの高揚感がほしくなります。
オープンキッチンを備えた「Grill & Dining G」のディナーは、瑞々しい高原野菜をはじめとする季節の信州食材を、ダイナミックなグリルスタイルで仕上げる構成です。営業は18時から21時まで。信州の旬を織り込んだ季節のディナーコースが登場することもあり、長野ワインとのペアリングを軸に夜を組み立てられます。
森の夜に、炎の香りとグラスの時間。外へ出かけなくても、軽井沢の夜はこの食卓で完結します。コースの内容や営業は時期により変わるため、狙いを定めたら公式サイトでご確認ください。
森の朝の光の中で、ゆっくりと選ぶ朝食

高原の朝は、光の澄み方から違います。カーテンを開けて、森の空気を一度深く吸ってから向かう朝食は、旅のハイライトのひとつです。
朝の「Grill & Dining G」は7時から10時30分まで。窓の外の緑を眺めながら、信州の恵みを映した朝の食卓が、これから始まる一日を支えてくれます。チェックアウトの朝も、急がずに済む時間設定が嬉しいところです。
朝を大切にする方はぜひ朝食付きプランを。森の朝の一皿が、この宿を選んだ意味を教えてくれます。
愛犬と同じ屋根の下で眠れる、ドッグ対応コテージ

旅のたびに、留守番させる愛犬の顔が頭をよぎる。その後ろめたさから自由になれることが、このホテルのいちばんの個性かもしれません。
敷地内には、プライベート感あふれる2棟のドッグ対応コテージがあり、周囲を気にせず愛犬と過ごせる全10室が用意されています。温泉浴室の付いた客室なら、愛犬を近くに感じながらの湯浴みまで叶います。愛犬とのステイに必要なアイテムが全室に一通り揃っているのも、荷物の多い犬連れ旅には心強い設えです。
朝の森を一緒に散歩して、同じ屋根の下で眠る。家族全員の旅が、ここでは完成します。同伴の条件や頭数などの詳細は、予約前に公式サイトでご確認ください。
森を歩く日も、街へ出る日も選べる過ごし方

このホテルの過ごし方は、ふたつの方向に開かれています。ひとつは、森にこもる日。湯に浸かり、ラウンジで本を開き、敷地の緑のなかで何もしない時間を味わう。霧の日には、森全体が幻想的な景色に変わります。
もうひとつは、街へ出る日。散策が楽しい旧軽銀座、美術館や教会、ショッピングプラザ、足を延ばせば浅間山や白糸の滝といった自然の名所まで、軽井沢の魅力はこの拠点から放射状に広がっています。
来る日も来る日も観光、という旅にしないこと。歩く日と休む日を交互に置くくらいが、この森の一軒をいちばん深く味わうリズムです。
旅の日程が決まったら|ポイントと一枚のカードで、賢く泊まる

軽井沢マリオットホテルは、マリオット・ボンヴォイの参加ホテルです。だからこそ、会員登録を済ませて公式サイトの会員料金で予約するのが基本の型。貯めたポイントは、次の旅の無料宿泊にもつながっていきます。
そこに一枚加えたいのが、マリオット・ボンヴォイ・アメックス・プレミアムです。カードを保有しているだけでゴールドエリートの資格が付与され、年間500万円以上の決済でプラチナエリートに、年間400万円の決済では無料宿泊特典が手に入ります。エリート資格ごとの滞在特典の内容は変わることがあるため、最新の条件は公式サイトでご確認ください。
Marriott Bonvoy® マリオット・アメックス・カード特集
予約が決まったら、あわせて席と棟の計画も。温泉露天風呂付きのノースウイング1階、ドッグ対応コテージの10室、そしてディナーの席は、連休や避暑シーズンには早くから埋まっていきます。
今回の滞在を総額で選ぶのであれば、予約プラットフォームの使い分けも効いてきます。同じ客室でも、楽天トラベル・一休・Yahoo!トラベルでは掲載されるプランと総額が違ってくるためです。
- 楽天トラベルは楽天ポイントを貯めて使える
- 一休は上質な宿に絞った掲載とタイムセール(編集部おすすめ)
- Yahoo!トラベルはPayPayとの連携が持ち味
予約が決まったら、あわせて席と棟の計画も。温泉露天風呂付きのノースウイング1階、ドッグ対応コテージの10室、そしてディナーの席は、連休や避暑シーズンには予約が集中します。軽井沢の夏は、驚くほど早く埋まっていきます。日程が固まったら、その日のうちに。

結び|時間を、ゆっくりに戻す森

部屋に届く温泉、入り比べられるふたつの源泉、炎の香りの食卓、そして愛犬と眠れるコテージ。軽井沢マリオットホテルが差し出してくれるのは、豪奢な非日常ではなく、時間の流れそのものをゆっくりに戻してくれる森の数日です。
もっとゆっくり生きなさい——この土地がそう言ってくれているような滞在を、次の休みに。森の拠点は、もう見えているのではないでしょうか。

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アクセス|軽井沢マリオットホテル
軽井沢マリオットホテルは、長野県北佐久郡軽井沢町の中軽井沢エリアに位置しています。東京からは北陸新幹線で軽井沢駅までおよそ70分。首都圏からの週末旅にちょうどよい距離感です。
軽井沢駅からホテルまでの送迎やシャトルの有無・運行は時期により変わることがあるため、お出かけ前に公式サイトの最新情報をご確認ください。
基本情報|軽井沢マリオットホテル
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 軽井沢マリオットホテル(Karuizawa Marriott Hotel) |
| 所在地 | 長野県北佐久郡軽井沢町(中軽井沢エリア) |
| 開業 | 2016年7月29日(ノースウイングは2017年7月) |
| 客室 | 全142室・3タイプの宿泊棟(メインウイング76室/ノースウイング=全室温泉付き/ドッグ対応コテージ2棟10室) |
| 主な客室タイプ | スーペリアルーム、和洋室(2026年6月新設)、スイートルーム(70平米超)、温泉露天風呂+プライベートガーデン付き(ノース1階)、温泉ビューバス付き(ノース2階)、ドッグルーム |
| 温泉 | 温泉大浴場・露天風呂「小瀬温泉」(メインウイング地下1階・アルカリ性単純温泉・宿泊者5:00〜10:00/15:00〜24:00)、「塩沢温泉」(ノースウイング客室内限定・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉) |
| スパ | 庵スパ KARUIZAWA |
| レストラン | Grill & Dining G(ロビー階・総席数156席):朝食7:00〜10:30、ディナー18:00〜21:00(LO20:30)、ラウンジ11:00〜22:00、個室1室 |
| ペット | ドッグ対応コテージで愛犬と宿泊可(条件は公式サイト参照) |
| アクセス | 東京から北陸新幹線で軽井沢駅までおよそ70分 |
| 運営 | 森トラストホテルズ(マリオット・ボンヴォイ参加ホテル) |
※タトゥーのある方の大浴場利用には条件があります。軽井沢町の宿泊税に関する案内が公式サイトに掲載されています。館内施設・客室・ダイニング等の情報は、ホテル公式サイトおよび公式発表に基づきます(2026年8月時点)。季節のディナーコースやラウンジの提供内容、送迎の運行等は変更となる場合があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。


